2006 Fiscal Year Annual Research Report
サード・エイジャーの生活様式と高齢期における適応行動に関する生涯発達論的研究
Project/Area Number |
16330099
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
小田 利勝 Kobe University, 大学院・人間発達環境学研究科, 教授 (90124536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲場 圭信 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 准教授 (30362750)
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Keywords | ライフスタイル / サードエイジ / サード・エイジャー / 適応行動 / 生涯発達 |
Research Abstract |
生活様式という用語は、英語ではway of lifeあるいはlifestyleと表現されているが、近年の研究では、その多くがlifestyleを用いており、日本でもライフスタイルというカタカナ表記が一般化しつつある。そこで、本研究でも、生活様式という用語に替えてライフスタイルを採用することにした。しかし、その概念定義に関しては、欧米においてもなお議論があるところであり、日本においては、概念定義をすることなくライフスタイルという用語が用いられている場合が少なくない。サード・エイジャーのライフスタイルは、最近では、ヤッピーと並び称される現代型のライフスタイルとして欧米におけるマーケティングの領域で注目されている。50代で早期退職して、その後の人生を新たな刺激を追い求め続けながら楽しむライフスタイルである。日本においても、そうしたライフスタイルに着目されはじめてきているが、そのようなライフスタイル・グループは少数派であり、サード・エイジャーは、より多様なライフスタイル・グループに分類される。そのことを明らかにするために、本研究では、調査の便宜上サード・エイジャーを50歳以降の人々と操作的に定義して、無作為抽出による調査を企画したが、選挙人名簿からの標本抽出が不可能になった。住民票による抽出や調査会社への委託も検討したが予算的に無理であり、住宅地図によるクラスター・サンプリングを試みたが、各世帯における性別と年齢の構成を事前に知ることが困難であり、個人単位の調査が頓挫している。種々の集団・組織からの抽出も検討したが、調査の目的に沿って適正に標本を抽出するという調査の基本から大きく逸脱するおそれがある。そこで、新たな住宅地図を用意して、あらためて無作為抽出の方法を検討中であり、あわせて調査の企画を練り直しているところである。
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Research Products
(3 results)