2005 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝マーカーと数理モデルによる2次林更新過程の解明
Project/Area Number |
16380111
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
島谷 健一郎 統計数理研究所, モデリング研究系, 助手 (70332129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井鷺 裕司 広島大学, 総合科学部, 助教授 (50325130)
久保田 康裕 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (50295234)
高橋 誠 独立行政法人林木育種センター, 育種部, 室長 (90370824)
種村 正美 統計数理研究所, モデリング研究系, 教授 (80000214)
清水 信夫 統計数理研究所, モデリング研究系, 助手 (00332130)
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Keywords | 造林 / 遺伝マーカー / 点過程 / 保残母樹 / 2次林 / 赤池情報量規準 / 天然更新 / Cox過程 |
Research Abstract |
本年度は,既存調査区の継続調査、遺伝子分析,データ解析を並行して行なった. 北海道知床半島冷温帯性針広混交林調査区について,トドマツ成木約500本から採取したサンプルによるマイクロサテライト分析をほぼ完了させた,同時にトドマツ年輪解析を行い、やはりほぼ終了した. 青森県八甲田天然林施業指標林では、プロット整備及び基礎的植生調査・毎木調査並びにマイクロサテライト分析のためのサンプルを約600個体から採取し,ほぼその遺伝子分析を完了させた。また、基礎的植生調査を論文の形にまとめ,東北森林科学へ投稿した. 岩手県黒沢尻総合試験地ブナ2次林については、既に分析を終えた遺伝子データを元に非定常ポアソン過程を適用し、8月、Population Ecologyへ投稿、1月に受理された。 沖縄県ヤムバル地区亜熱帯林調査区では継続モニタリング調査を行い,イタジイ成木計約400本のマイクロサテライト遺伝子分析の準備がほぼ完了した. 理論的研究では、長崎県対馬市照葉樹林調査地で蓄積されている森林モニタリングデータを活用し、サイズ依存死亡率解析にベイズ型ノンパラメトリック法を適用し、Ecological and Environmental Statisticsへ投稿、2月に最初のrevisionを終えた。類似手法を同じ調査地の他のデータにも適用し、1月、結果をJournal of Ecologyへ投稿し、3月、最初のrevisionを終えた。さらに同様な手法をヤムバル調査地のデータへも適用し、Ecological Researchへ投稿する用意が3月、ほぼ整った。また,新たなgene flowモデルの開発を,東京大学富良野演習林のヤチダモ個体群マイクロサテライトデータに適用しながら行なった.
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Research Products
(5 results)