2005 Fiscal Year Annual Research Report
e-Learning援用とインターンシップ制を併用した教員養成システムの開発
Project/Area Number |
16500589
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Research Institution | OKAYAMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
近藤 勲 岡山大学, 教育学部, 教授 (50033361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 秀樹 岡山大学, 教育学部, 教授 (40032940)
古市 裕一 岡山大学, 教育学部, 教授 (80116095)
山本 力 岡山大学, 教育学部, 教授 (30127732)
黒崎 東洋郎 岡山大学, 教育学部, 助教授 (60294394)
笠井 俊信 岡山大学, 教育学部, 講師 (80335570)
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Keywords | e-Learning / インターン制 / 教員養成 / 教員研修 / 教師教育システムの開発 / LMS |
Research Abstract |
学校教育における今日的課題(a.教育の情報化/情報教育,b.不登校/LD/ADHDなどの教育相談,c.総合的な学習の時間に見られるカリキュラム開発など)に対応できる教師の力量形成のためにe-Learning援用並びにインターンシップ制を併用した教員養成・採用・研修・再教育の一貫した教師教育システムを作ることをめざす.このために教員養成大学,自治体の教員研修期間(例えば,県情報教育センター,県教育センター)並びに小・中・高等学校の3者間で実効ある連携協力体制を2年間かけてつくり,効果の検証も行う.本年度(平成17年度)の主な遂行内容は以下の通りである. 1.昨年度までに確立された県情報教育センター主催の情報教育開放講座(7月下旬1週間)に学部4年生5名と修士院生9名をインターンとして派遣し,現職教員である受講者,同センター指導主事,学生・院生の3者から聞き取り調査を実施した。この結果,昨年度同様,3者間で相互に作用しあい指導・協働・受講意欲が高まることが確認できた。 2.e-ラーニングシステムのプロトタイプ構築のため,大学院2専攻の代表的な授業15週分各1件ずつを録画し,昨年度購入した専用ワークステーションで編集した上,構築したシステムに搭載した。 3.e-ラーニングシステムのプロトタイプを完成させた。本システムは,録画授業を配信するストリーミングサーバ(昨年度構築),授業の登録など受講生の学務管理専用LMS (Learning Management System ; Blackboard ML)サーバ,両サーバを連携させるため自作した管理ソフト搭載サーバで構成されている。 4.本e-ラーニングシステムを県情報教育センター,県教育センター,公立小・中学校教師のほか,本学部教員・職員の有志に試行してもらい,内容・操作性両面から,一人ひとりに聞き取り調査を行った。この結果,最大アクセス数の限界,セキュリティの確保,体面コミュニケーションの保障など,実用上不可避の改善点が指摘されたが、学習手段としての有効性が認められた。
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Research Products
(4 results)