2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16530120
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
吉田 千里 立命館大学, 経済学部, 助教授 (20263551)
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Keywords | 不法移民 / 査察政策 / 経済連携協定 |
Research Abstract |
16年度に構築された、不法移民に関する「静学的一般均衡モデル」を検証した。 当モデルの構造に理論的に矛盾した点がないかどうかを入念にチェックした。 さらに、当モデルを構築する意義、当モデルを用いて分析を行うポイント、また、なぜ分析を行う必要があるのかについて考察を行った。つまり、社会的な観点から判断して、当分析を行うことが望まれることなのかどうかについて熟考した。 日本は2002年にシンガポールとFTAを締結した。さらに、2005年4月にメキシコと経済連携協定(EPA)を締結し、同年5月にマレーシアとEPA締結で大筋合意した。現在、インドネシア、タイ等と交渉と続けている。このように、今後の日本においては、国際貿易のみならずヒト、サービス、投資の国際間の移動が促進されることは言うまでもない。したがって、上記のモデルを構築することの社会的な意義は大いにあると確信するに至った。 そして、これらの考察を、海外共同研究者であるProfessor Alan Woodland(University of Sydney)と共に入念に行った。
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Research Products
(1 results)