2004 Fiscal Year Annual Research Report
高ひずみ速度域における鉛フリーはんだ/無電解めっき接合界面の強度支配要因の同定
Project/Area Number |
16560072
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
上西 研 山口大学, 工学部, 教授 (50177581)
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Keywords | 高ひずみ速度 / 鉛フリーはんだ / 任意曲線法 / 接合界面 |
Research Abstract |
衝撃解析にFEMを用いた場合、誤差逆伝播法のアルゴリズムの中で極めて重要な教師信号にFEM解の誤差が混入し、パラメータの同定が困難になる大きな問題点があった。そこで、本研究では離散化誤差がFEMに比べて極端に小さい任意曲線法(MAL)を衝撃解析に用いて,この課題を克服した。また、鉛フリーはんだ材と無電解Ni-Pめっきとの接合界面の場合、Ni-Sn金属間化合物層とP濃縮層による多層構造になっているため、高ひずみ速度域における構成式を適切に表現するためには、溶質原子、応力の熱的成分、応力の非熱的成分に関連した3つのパラメータを各層ごとに同定しなければならず,そのためにはNNの学習に必要な衝撃解析を数百回行わなければならなかった。そこで、これまで本研究室で開発してきたパラレルコンピューティングシステムをさらに大規模なものに拡張し、使用することにより,高精度に接合界面の強度支配パラメータの同定を行った。
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