2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16560207
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
太田 浩之 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30233141)
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Keywords | 転がり案内 / 玉通過振動 / 玉の配置 / 計算予測 / 振動低減 |
Research Abstract |
低速度で駆動される転がり案内のピッチングおよびヨーイング玉通過振動に及ぼす玉の相対的な配置の影響について研究した.研究実績の概要を以下に示す. 1.玉の相対配置を一定に保つことが可能な転がり案内を用いて,レーザーオートコリメータによりピッチングおよびヨーイング玉通過振動を測定した.玉の相対配置は,以下に示す3種類とした. ・Ball grouping I:上溝と下溝の玉の配置が玉間隔の1/2ずれたもの. ・Ball grouping II:左溝と右溝の玉の配置が玉間隔の1/2ずれたもの. ・Ball grouping III:玉の配置4つの溝すべてでことなるもの. 2.上の1の実験において,市販のオートコリメータでは,一定時間間隔での角変位を測定する機能がなく,玉通過振動の測定には適していなかったため,測定機メーカと協力しながら,一定時間間隔で角変位を計測するシステムを構築し,それを用いて玉通過振動の測定を行った. 3.玉の相対配置に対するピッチングおよびヨーイング玉通過振動の発生状況,時間波形,rms値は,昨年度提案した計算法による計算と実験でほぼ一致した. 4.水平方向,鉛直方向,ピッチング,ヨーイング,ローリング玉通過振動を同時に測定するために,2つの3軸加速度ピックアップによる玉通過振動の測定原理を考案した.
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Research Products
(1 results)