2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16560207
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
太田 浩之 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30233141)
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Keywords | 転がり案内 / 玉通過振動 / 玉の配置 / 計算予測 / 振動低減 |
Research Abstract |
転がり案内の玉通過振動の計算予測と低減技術の開発を行った.研究実績の概要を以下に示す. 1.本研究で提案した玉通過振動の計算プログラムを用いて,すべての溝の玉の配置が軸方向で同一な場合(同相配置)のについて,玉通過振動の計算を行った.その結果,同相配置では,計算上玉通過振動の振幅がゼロになることを見いだした. 2.同相配置の転がり案内を用いて,レーザーオートコリメータによりピッチングおよびヨーイング玉通過振動を測定した.その結果,各溝の玉の配置が軸方向で同一でない場合に比べて,玉通過振動を低減できることがわかった. 3.以上の研究成果をふまえて,玉通通過振動(またはころ通過振動)の低減を目的として,玉(あるいはころ)の配置が軸方向で同一とする転がり案内を発明し,特許出願を行った. 4.平成16年度から18年度に得られた研究の主要点をまとめ,International Joint Tribology Conference 2006で発表するとともに,Trans.ASME, Journal of Tribologyで公表した.
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Research Products
(2 results)