2004 Fiscal Year Annual Research Report
衝撃荷重を受ける地盤構造物の設計手法の開発に関する研究
Project/Area Number |
16560430
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
荒井 克彦 福井大学, 工学部, 教授 (00115289)
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Keywords | 衝撃荷重 / 地盤構造物 / 現場実験 / 室内模型実験 / 数値解析 |
Research Abstract |
落石や土石流、交通衝撃など、衝撃的な荷重が構造物に作用するケースが少なくないが、現時点では、衝撃荷重を受ける地盤構造物の設計手法が確立していない。従来実施してきた落石、土石流、道路フェンスへの自動車の衝突などの現場実験や、重錘落下の衝撃載荷試験、衝撃載荷の三軸圧縮試験結果に基づいて、衝撃荷重を受ける地盤構造物の合理的な設計手法を開発することを目的とする。1)研究代表者らが従来開発した2次元の衝撃応答解析プログラムを3次元に拡張した。2)1)のプログラムは衝撃時の地盤の応答の表現は可能であるが、地盤構造物の全体的な破壊を表現するには十分ではないので、研究代表者らが従来開発した2次元の地盤構造物の破壊を表現するプログラムを3次元に拡張し、破壊のモードや、破壊に対する安全性の表現方法を検討した。3)研究代表者らが共同研究として従来実施してきた現場実験結果を整理し、1)、2)のプログラムを適用する準備を行った。従来行った現場実験は次の通りである。(1)重錘を擁壁の模型上に落下させて、擁壁の応答と破壊を調べた。(2)重錘を実物規模の擁壁上に自然落下させて、擁壁の応答と破壊を調べた。(3)自然の落石を崖面から実物規模の擁壁上に鉛直に自然落下させて、地盤擁壁の応答と破壊を調べた。(4)擁壁模型に、水平方向の荷重を与えて、擁壁の応答と破壊を調べた。(5)実物規模の擁壁に、水平方向の荷重を与えて、地盤擁壁の応答と破壊を調べた。4)衝撃載荷の三軸圧縮試験を実施して、衝撃時の変形係数と強度定数を把握した。5)3)の現場実験で対象とした地盤構造物について、破壊形式や破壊状況の確認の目的で室内模型実験を実施し、衝撃荷重を与えて、変形や土圧などを計測した。
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Research Products
(1 results)