2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16591494
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
田中 浩 山口大学, 医学部, 助教授 (50197464)
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Keywords | 脂肪組織 / 骨芽細胞 / 軟骨細胞 |
Research Abstract |
1)脂肪組織由来前駆細胞の培養 (方法)脂肪吸引手術時に採取した脂肪吸引物を処理することにより、脂肪組織由来前駆細胞を分離し、継代培養を行った。 2)骨芽細胞への分化に関する研究 (方法)培養した脂肪組織由来前駆細胞にデキサメサゾン及びBMPを作用させた。これらの細胞に対しアルカリフォスファターゼ染色を行った。また細胞よりmRNAを抽出し、RT-PCRにより骨芽細胞のマーカー遺伝子の発現を調べた。 (結果)デキサメサゾンやBMPを加えることにより、アルカリフォスファターゼ染色陽性細胞が多数みられ、骨芽細胞のマーカー遺伝子の発現が増加していた。 3)軟骨細胞への分化に関する研究 (方法)脂肪組織由来前駆細胞を遠心管培養法、高密度培養法など三次元構造を維持する方法にて培養した。これらの培養法に対し成長因子(BMP、TGF-b)を作用させ、3週まで培養した。これらの細胞を包埋切片とし、アリューシャンブルーにて染色し、軟骨基質の産生について組織学的に評価した。また細胞よりmRNAを抽出し、RT-PCRにより軟骨細胞のマーカー遺伝子の発現を調べた。 (結果)脂肪組織由来前駆細胞では、これらの培養法により、アリューシャンブルーにて染色される基質を有する軟骨様の組織がみられ、軟骨細胞のマーカー遺伝子の発現が増加していた。
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