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2017 Fiscal Year Annual Research Report

地域研究に関する学術写真・動画資料情報の統合と高度化

Research Project

Project/Area Number 16H06281
Research InstitutionNational Museum of Ethnology

Principal Investigator

吉田 憲司  国立民族学博物館, 館長

Project Period (FY) 2016 – 2018
Keywords地域研究 / 画像 / デジタル化 / ドキュメンテーション / ビッグデータ
Outline of Annual Research Achievements

デジタル化支援、地域研究情報ドキュメンテーション支援として、カテゴリーA(画像の数が1件5,000点程度を対象とする)を4件、カテゴリーB(1件500~1,000点程度を対象とする)を4件、計8件の課題を採択した。採択されたプロジェクトに対しては、プラットフォーム委員会委員(研究支援代表者・研究支援分担者・連携研究支援者)ならびに技術支援員が支援対象となる写真コレクションの所在地に赴き、資料の点検をおこなうとともに、支援対象者と直接面談して、著作権処理に関する打ち合わせのほか、各プロジェクトの実情に合わせた本プラットフォームの利用形態の調整をおこなった。また、採択者への事業内容の周知徹底を図り、具体的な支援計画を立案するために、採択された公募プロジェクトに対するワークショップを開催した。
本年度は、デジタル化・約18,000点、データベース化・約23,000点の作業を実施し、現在、各採択科研プロジェクトにおいて、メンバーの間で画像を共有化し、科研課題の研究の推進・展開を図っている。
その他の実績として、下記のような活動を実施した。
①2017年10月7日(土)・8日(日)に国立民族学博物館に於いて、国際シンポジウム『変容する世界のなかでの文化遺産の保存』を開催し、研究支援分担者による発表を通じて、プロジェクトの趣旨を周知徹底するとともに、地域研究画像データベースの活用例について紹介し、本プラットフォーム事業を通じた写真資料の共有化による地域研究の展開の可能性について議論した。
②2017年12月16日(土)に横浜情報文化センター・情文ホールに於いて、国際シンポジウム『アラビア半島の文化遺産保護の現状と展開サウジアラビアを中心として』を共催で開催し、研究支援分担者がパネリストとして国立民族学博物館での本事業の取り組みについてディスカッションをおこなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は、カテゴリーAを4件、カテゴリーBを4件、計8件の課題を採択し、デジタル化およびデータベース化を進めた。また本年度は、4月の年度当初から公募を開始することができたため、6月末には採択課題を決定することが可能となった。デジタル化に関しては約18,000点、データベース化に関しては約23,000点の作業が終了し、「公募開始→審査→採択からワークショップの開催→デジタル化・データベース化作業」という一連の流れが確立されたため、本事業の2年目としてスムーズに支援事業を展開できるようになった。

Strategy for Future Research Activity

次年度は、公募プロジェクトの募集を4月6日に開始し、応募の締め切りを6月8日に設定したうえで、およそ2ヶ月の周知期間を設けてニーズの掘り起こしに努める。そして、ホームページの充実によるWEB上での案内に加え、プラットフォームに関するチラシを作成し、関連諸学会の大会等における配布や、研究支援代表者・研究支援分担者・研究支援協力者の所属機関における配布およびメール送信などの手段で、研究者コミュニティに対する広報・周知活動を積極的に実施する予定である。応募の受け付け後、「地域研究画像デジタルライブラリ」全体を統括するプラットフォーム委員会のもとに置かれる「公募プロジェクト審査委員会」にて審査を行い、採択課題を決定する。審査結果については、平成30年6月末日までに通知する。募集件数については、画像点数によってカテゴリーを2つ設け、カテゴリーA(画像の数が1件あたり約5,000点程度)を5件程度、カテゴリーB(画像の数が1件あたり約500~1,000点程度)を5件程度、採択する予定である。その後、個別採択課題について、それぞれデジタル化・データベース化作業を順次進めていく予定である。
さらに次年度には、シンポジウム『デジタル写真データベースが拓く学術活動の未来-蓄積された画像資料をいかに活用するのか-』[平成30年5月19日(土)]を開催し、シンポジウム終了後には、平成30年度の支援プログラムへの応募を検討している科研費代表者を対象として、個々の質問に答える相談会を実施する予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2017 Other

All Presentation (2 results) Remarks (1 results) Funded Workshop (2 results)

  • [Presentation] 国立民族学博物館における地域研究画像デジタルライブラリの構築と研究者2017

    • Author(s)
      飯田卓・丸川雄三
    • Organizer
      デジタルアーカイブ学会関西支部第1回例会
  • [Presentation] 20世紀の写真を対象とした学術画像プラットホーム2017

    • Author(s)
      飯田卓
    • Organizer
      国際シンポジウム『変容する世界のなかでの文化遺産の保存』
  • [Remarks] 「地域研究画像デジタルライブラリ(略称 : DiPLAS)」ホームページ

    • URL

      http://diplas.jp/

  • [Funded Workshop] 国際シンポジウム『変容する世界のなかでの文化遺産の保存』2017

  • [Funded Workshop] 国際シンポジウム『アラビア半島の文化遺産保護の現状と展開 サウジアラビアを中心として』2017

URL: 

Published: 2019-03-20  

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