2021 Fiscal Year Annual Research Report
地域研究に関する学術写真・動画資料情報の統合と高度化
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16H06281
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Principal Investigator |
吉田 憲司 国立民族学博物館, 館長
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Project Period (FY) |
2016 – 2021
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Keywords | 地域研究 / 画像 / デジタル化 / ドキュメンテーション / アーカイブズ |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度にひき続いて支援対象プロジェクトの募集を2回行い、公募支援件数の拡大に取り組んだ。その結果、20件の応募があり17件を採択した。具体的には、デジタル化支援、地域研究情報ドキュメンテーション支援として、カテゴリーA[写真資料(ガラス乾板、ネガ、ポジなど)のデジタル化とテキスト情報の入力支援を必要とするもの]を2件、カテゴリーB[写真資料(ガラス乾板、ネガ、ポジなど)のデジタル化を必要とするが、テキスト情報の入力は申請者自身がおこなうもの]を4件、カテゴリーC[フィルムやガラス乾板などの資料を含まず、すでにデジタル化されている画像のデータベース化だけを必要とするもの]を11件、計17件の課題を採択した。採択されたプロジェクトに対しては、プラットフォーム委員会委員(研究支援代表者・研究支援分担者・研究支援協力者)ならびに技術支援員が資料の点検をおこなうとともに、支援対象者と直接面談して、著作権処理に関する打ち合わせのほか、各プロジェクトの実情に合わせた本プラットフォームの利用形態の調整をおこなった。また、採択者への事業内容の周知徹底を図り、具体的な支援計画を立案するために、採択された公募プロジェクトに対するワークショップを開催した。 令和3年度は、約26,000点のデータに基本情報を付与しサーバに登録した。現在、各採択科研プロジェクトにおいて、メンバーの間で画像を共有化し、科研課題の研究の推進・展開を図っている。 その他の実績として、令和3年12月4日(土)にオンラインにて、事業全体を総括する公開シンポジウム『研究ツールとしての画像デジタルライブラリ』を開催した。フィールド調査を通じて写真資料を活用してきた研究者がその動機や社会的意義を紹介するとともに、文化財科学を専門とする研究者がデジタル写真資料の研究への援用方法を報告し、5年あまりにわたる活動がどのようにそれぞれの研究活動に活用されているかをあらためて確認することができた。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度のため記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度のため記入しない。
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