2022 Fiscal Year Annual Research Report
Affecting of physical activity on dialysis-related factors and well-being in women continue hemodialysis
Project/Area Number |
16K12313
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Research Institution | Kinjo University |
Principal Investigator |
二本柳 玲子 金城大学, 看護学部, 准教授 (40508719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚崎 恵子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20240236)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 血液透析者 / 血液透析 / 身体活動量 / ウェルビーイング / QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
血液透析者は,透析療法のため1週間に9~15時間の安静を強いられることから,他の慢性疾患に比べても身体活動量が低下している.そのため,透析者の身体活動は,近年推奨されている運動療法とともに,身体活動量の観点からも捉える必要があると考える.透析療法技術の進歩に伴い,透析歴は延長するようになった.血液透析者は,透析療法の継続により良好な身体状況を維持するとともに,充実した人生を生きることが重要である.透析者のwell-being,殊に,家事,育児や仕事など多重かつ多様な役割を果たしながら生活を送る女性血液透析者の心理的な健康さに着目し,この研究に取り組んだ. 本研究課題の目的は,血液透析を続ける女性の身体活動量を明らかにすること,身体活動量と心理的well-beingの関連を明らかにすることである.当初計画していた積雪期の活動量調査はCOVID-19の影響などで実施できず,一部計画を変更した。本研究の最終年度である2022年度は,身体的に安定し透析に慣れた透析維持期にある女性に対して,1) 3D加速度センサを搭載した活動量計を用いた,連続7日間にわたる身体活動量の測定,2) 心理的ウェルビーイング尺度短縮版を用いた心理的well-beingの調査,3) SF-36v2を用いた健康関連QOLの調査を実施した。また,透析関連要因として,クレアチニン,ヘモグロビン,アルブミン,Kt/Vの情報を得た.さらに,日常生活に制限を与える治療が必要な疾患を持たない一般女性の身体活動量の測定,心理的well-being,健康関連QOLも調査した. 血液透析を続ける女性の身体活動量の実態,身体活動量と心理的well-being関連ならびに健康関連QOLとの関連,透析者と非透析者の比較検討についての結果の詳細は解析中である.
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