2005 Fiscal Year Annual Research Report
『共産党宣言』を中心とするマルクス主義文献の普及過程の解明とデータベース化
Project/Area Number |
17320019
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
窪 俊一 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (50161659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大村 泉 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50137395)
守 健二 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20220006)
橋本 直樹 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (50180831)
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Keywords | マルクス / エンゲルス / 共産党宣言 / 出版史 / 普及史 / RGA / BBAW |
Research Abstract |
本年度は,モスクワ・RGA所蔵のマルクス/エンゲルス文書のうち,『共産党宣言』関係資料を調査し,その書誌的データを採取した。また,画像データのサンプルも採取した。それをもとに最終的なデータベース制作に向けての準備作業として以下のことを行った。 (1)平成17年5月末に本研究スタッフ(窪,大村,守,橋本)がモスクワ・RGAを訪れ,予備調査および準備会議の開催し,サンプル画像を採取した。 (2)持ち帰った上記の採取資料を分析して,研究代表者窪を中心に,データベース作成のための作業フレームを作成した。 ・採取資料の書誌的データの翻訳・整理 ・画像データの画像処理 ・データベースの作成フレームの確定 (3)ベルリン・BBAWの協力を得て,各国語版『共産党宣言』の画像を収集した。 (4)各国語版『共産党宣言』の成立史の研究 ・平成17年7月,服部文男(東北大学名誉教授)および杉本俊朗(横浜国立大学名誉教授)両氏に日本における『共産党宣言』普及について聞き取り調査を実施するとともに資料を収集した。 (5)上記データベースを検討する会議の開催 ・平成17年11月,志賀町(滋賀県)および東京において,MEGAに関する国際コロキウムおよび国際シンポジウムを開催した。 ・会議では,MEGAについてのみならず,日本(研究分担者の橋本),中国(研究協力者の蒋氏),ロシア(研究協力者のフォミチョフ氏),イタリア(研究協力者のムスト氏)による各国における『共産党宣言』普及史の研究発表と同時に,窪(研究代表者)が上記データベースを紹介して各国の研究者と意見交換した。
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Research Products
(5 results)