2007 Fiscal Year Annual Research Report
『共産党宣言』を中心とするマルクス主義文献の普及過程の解明とデータベース化
Project/Area Number |
17320019
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
窪 俊一 Tohoku University, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (50161659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大村 泉 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50137395)
守 健二 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20220006)
橋本 直樹 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (50180831)
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Keywords | マルクス / エンゲルス / 共産党宣言 / 出版史 / 普及史 |
Research Abstract |
本研究は,ロシア国立社会=政治史アルヒーフ(RGA)及びベルリン=ブランデンブルク科学アカデミー(BBAW)との協力の下に,『共産党宣言』の普及史の解明及び刊本のデータベース化を目指すものである。 本年度は,下記のように,RGA所蔵,アムステルダム・IISG所蔵の『共産党宣言』関係資料,中国における関係資料を調査し,研究者と意見交換すると同時に,画像データ及び書誌的データを収集して,それらをもとに最終的な報告書,画像データベースの制作を行った。 (1)平成19年8月,本研究協力者(渋谷・鹿児島大学教授)が中国・北京を訪れ,調査および研究者との意見交換を行った。また,持ち帰った資料を分析・検討した。 (2)平成19年8月,本研究スタッフ(大村・窪)が,IISG及びBBAWを訪れ,追加資料の採取,研究者との意見交換を行った。持ち帰った上記採取資料を分析・整理し,研究代表者・窪を中心に最終的画像データベースに反映させることとした。 (3)平成19年12月,RGAよりフォミチョフ氏を招聘し,本プロジェクトが収集した資料の最終的検討を行った。 (4)収集したデータの最終的整理・画像処理を行った。 (5)各国,特に中国における『共産党宣言』の成立史を研究した。 (6)上記の研究成果を,社会思想史学会(第32回大会,平成19年10月)及び外務省日中研究交流支援事業「グローバル化時代の経済格差問題」(平成20年1月)で発表した。
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Research Products
(5 results)