2005 Fiscal Year Annual Research Report
フォークリフト運転座席の改善による運転手の腰痛予防効果に関する実地実験疫学的研究
Project/Area Number |
17390171
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
西山 勝夫 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60077691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垰田 和史 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (90236175)
辻村 裕次 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40311724)
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Keywords | 振動 / 腰痛 / フォークリフト / 運転 / 労働衛生 / 人間工学 / サスペンジョン / 座席 |
Research Abstract |
1)試作済の同乗不要、自動記録可能な運転動態別全身振動記録システム3セットを完成した。その特性は以下の通り。 ・運転手席座面及び座席取り付け部の並進行3軸(ISO 2631-1 1997を満たす)を同時に測定。 ・運転手の着座状況の測定。 ・少なくとも1勤務日については平常業務のもとで、業務の中断無しに、連続して測定・記録可能。 ・勤務の開始から終了まで測定・記録のための要員を必要としないこと。 ・測定・記録システムは対象車両積載のバッテリーで稼動し、業務に差し支えるほど業務空間を占有しないこと。 ・データは、測定・記録システムから容易に着脱できるコンピュータメモリ媒体に保存可能で、測定・記録システムは必要な日数だけ、対象車両に据え付けたままで使用可能なこと。 ・解析評価された振動データは、運転動態データを用いて、運行動態別に分類して、EU指令(2002/44/EC)に基づいた評価・判定が自動的にできるシステムのハードウエアを完成した。 2)試作運転座席と既成の運転座席を用いた無作為化対照試験が実施可能なフォークリフト作業現場をほぼ決定した。 3)新しい運転座席の効果を確認するための実験疫学的調査:阪神地区の事業所数箇所から30人弱の運転手の参加が得られる見通しがたった。 4)2005年6月にフランスで開催される第3回国際全身振動会議に西山が参加し、意見交換と資料収集を行なった。 5)全身振動の生体影響研究に関する文献レビューを行った。
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Research Products
(1 results)