2006 Fiscal Year Annual Research Report
フォークリフト運転座席の改善による運転手の腰痛予防効果に関する実地実験疫学的研究
Project/Area Number |
17390171
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
西山 勝夫 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60077691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垰田 和史 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (90236175)
辻村 裕次 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40311724)
福田 隆文 長岡技術科学大学, 技術経営研究科, 助教授 (80208959)
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Keywords | 振動 / 腰痛 / フォークリフト / 運転 / 労働衛生 / 人間工学 / サスペンジョン / 座席 |
Research Abstract |
1)前年度に完成した自動記録可能な運転動態別全身振動記録システム及び追加作成システムを用いて、フォークリフト作業現場において、新しい運転座席の効果を確認するための実験疫学的調査を行った。 ・無作為化対照試験対象となるフォークリフトの決定 ・対象フォークリフトの試験路及び実作業における全身振動の測定 ・対象フォークリフト運転手の疲労感を質問紙により調査した。 ・従来の運転座席の新しい運転座席への交換及び慣らし運転を依頼し、受諾された。 ・新しい運転座席を装備した対象フォークリフトの試験路及び実作業における全身振動の測定を行った。 ・負担・疲労感及び新旧の座席に関する人間工学的評価を質問紙により調査した。 2)2006年6月にイタリアで開催された第3回国際労働衛生学会及びサテライト学会に西山が参加し、意見交換と資料収集を行った。 3)全身振動の健康影響に関する文献レビューおよび西山等の上記1)を含む全身振動調査研究の総括に基づく、新しい運転座席の導入効果の考察を行った。 4)ヨーロッパで使用されているVibration Injury NetworkのGUIDELINES FOR WHOLE-BODY VIBRATI0N HEALTH SURVEILLANCE及びMedical Research CouncilのNational Survey of Health and Vibrationの邦訳版を作成した。 5)上記成果を受けて、研究協力者により、特許が出願された。
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Research Products
(3 results)