2005 Fiscal Year Annual Research Report
ポスト・ユビキタス環境を実現する共生コンピューティング向けプラットフォームの研究
Project/Area Number |
17500029
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
菅沼 拓夫 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (70292290)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
木下 哲男 東北大学, 情報シナジーセンター, 教授 (20282006)
北形 元 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20344731)
|
Keywords | 共生コンピューティング / ポスト・ユビキタス / プラットフォーム / ミドルウェア / 見守り支援 / マルチメディア通信 / エージェント |
Research Abstract |
本研究では,ポスト・ユビキタス環境を目指し,共生コンピューティングを支えるソフトウェア基盤技術である「共生コンピューティングプラットフォーム」を研究・開発する.初年度にあたる今年度は,ポスト・ユビキタス環境を実現する共生コンピューティング向けプラットフォームの基礎概念と基本アーキテクチャの開発を目標として,以下の3つのテーマ(A)〜(C)の研究開発を推進した. (A)共生コンピューティングプラットフォームの基本概念の創生 共生コンピューティングプラットフォームの持つべき機能・特性等について検討し,基本要求要件を抽出した.その結果に基づき,プラットフォーム構築のための基礎的な考え方となる基本概念を構成した. (B)マルチエージェントに基づく共生コンピューティングプラットフォームの研究開発 リポジトリ指向のマルチエージェントシステムをベースとし,共生コンピューティング向けの新たなエージェントフレームワーク「AMUSE」を構成した. (C)共生コンピューティング基盤ミドルウェアの研究開発 共生コンピューティング基盤ミドルウェアの基本アーキテクチャを構成した.具体的には,共生コンピューティングの例として,屋内の様子を遠隔からやさしく見守る,見守り支援システムを対象とし,その基盤ミドルウェアである「C-QUSE」の基本アーキテクチャを構成した. 以上の研究成果を,1編のジャーナル論文,3編の国際会議論文,および3編の国内研究会・ワークショップ論文として発表している.以上から,ほぼ当初の計画通りに研究は進捗していると言える.
|
Research Products
(7 results)