2006 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス環境におけるソーシャルウェア発展機構に関する基礎的研究
Project/Area Number |
17500084
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
木下 哲男 東北大学, 情報シナジー機構, 教授 (20282006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 亨 東北大学, 情報シナジー機構, 助教授 (80222652)
岩谷 幸雄 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (10250896)
打矢 隆弘 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (10375157)
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Keywords | ソーシャルウェア / ソフトウェアエージェント / マルチエージェントシステム / エージェントフレームワーク / 協働支援 |
Research Abstract |
2年目の研究では、ソーシャルウェア発展機構の構築に関する以下の項目について検討した。 (1)ソーシャルウェアのエージェント指向アーキテクチャの設計 ソフトウェア開発や地域の各種イベント実施などにおける活動形態を参考として、協働支援に関するドメイン知識の調査・分析を行った。そして、協働グループ形成における階層型マッチメイキング、或いは、地域情報基盤として与えられるソーシャルウェア型地図情報など、漸進的に形成・発展する協働向き支援機能のエージェント指向アーキテクチャを設計した。 (2)協調組織形成プロセスと協調支援機構の設計と試作 前項で検討した協働向きソーシャルウェアに要請される各種機能を、それぞれ個別のエージェントとして設計・実装し、これらをソーシャルウェアに対するサービス要求に基づいて組み合わせてエージェント組織を動的に形成する。そこで、エージェントリポジトリ機構を基盤とした協調組織の発展的構成プロセスを設計すると共に、異なるプラットフォーム上で稼動する各種エージェント間での円滑で開放的な協調動作を支援する異種エージェント対応の相互運用機構の設計と試作を行った。 (3)プロトタイプシステムの設計と部分試作 項目(1)における検討結果を踏まえて、協働支援向きソーシャルウェアのプロトタイピングの対象として、階層型マッチメイキング機構とソーシャルウェア型地図情報を選定し、これらをソーシャルウェアとして実現するための各種エージェントの機能設計を行った。また、一部のエージェント群については、既存のエージェントフレームワークを用いて試作を行い、その機能を検証した。
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Research Products
(6 results)