2005 Fiscal Year Annual Research Report
炭鉱主婦協議会が地域福祉活動に果たした役割と課題〜社協50年を振り返って
Project/Area Number |
17530413
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
古村 えり子 北海道教育大学, 教育学部岩見沢校, 助教授 (00231671)
|
Keywords | 社会福祉史 / 女性福祉 / 福祉NPO / ジェンダー |
Research Abstract |
国内の地域婦人会がどの程度、地域活動を担っているか、また女性の生き方の多様化にともなってNPOへの転換がどの程度なされているか郵送調査と実施、学内誌に結果を掲載した。 また、イギリスへの出張では貴重な成果があった。南ウェールズの炭鉱資料を収集しているスワンジー大学とロンドン大英図書館での成果を以下に示す。 スワンジー大学図書館と、その付属図書館であるTHE MINER'S LIBRARYは、1980年代後半の閉山阻止運動当時のビデオ、会議の資料を、アーカイブ資料として保存している。とくに、そのコレクションのなかでも、"South Wales Area Welfare Committee"などから、労働組合が1920年代から日本でいう「炭鉱友子制度」に共通点をもつ地域福祉活動をおこなっていたこと、さらに近年では従来排除されていた炭鉱主婦が活動に加わっていることがわかった。また大英図書館では英国の福祉政策の変遷に関する貴重な資料を閲覧できた。大英図書館から紹介をうけ、THE WOMEN'S LIBRARYでも閲覧を許され、米英のWoman's Studyや、英国女性の社会活動記録から貴重な示唆をうけた。
|
Research Products
(1 results)