2006 Fiscal Year Annual Research Report
ケアマネジメントのためのチーム・トレーニング・プログラム開発に関する研究
Project/Area Number |
17530448
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Foundation for Research on Aging and Promotion of Human Welfare |
Principal Investigator |
菊地 和則 (財)東京都高齢者研究・福祉振興財団, 東京都老人総合研究所, 助手 (00271560)
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Keywords | ケアマネジメント / 多職種チーム / チームアプローチ / チームトレーニング |
Research Abstract |
平成18年4月の介護保険制度改正により、地域包括支援センターが設置された。地域包括支援センターでは保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員のチームアプローチが必要とされ、また、その業務の中には包括的・継続的ケアマネジメント支援があり、医療連携の重要性が指摘されている。 これらは全てチームアプローチがキーワードとなっているが、その重要性の指摘に比べて、実際にチームが機能するための取り組みは遅れていると言わざるを得ない。本研究は、欧米、特に米国で行われているチーム研究およびチームトレーニングに関する研究を援用し、ケアマネジメントを行う多職種チームのチームパフォーマンス向上に資する、チーム・トレーニング・プログラムを開発することを目的している。 チームトレーニングとは、チームワークに関する教育を統合的に行うために、各種ツールや教授法及び教育内容を一つにまとめたものであり、その教育内容がチームコンピテンシーである(Salas et al. 2001)。チームコンピテンシーは、知識(Knowledge)、技術(Skill)そして態度(Attitude)の3次元から構成され、それぞれに複数の項目が設定されている。チームコンピテンシーについては重要な概念であるにも関わらず、我が国では一部の専門家を除いてほとんど知られていない。そのため、チームコンピテンシーについて理解を促進するためのテキストが必要とされる。平成18年度はチームトレーニングの具体的な内容であるチームコンピテンシーを解説したテキストとなる報告書を作成した。
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