2007 Fiscal Year Annual Research Report
核計算手法検証のための臨界ベンチマークデータの整備
Project/Area Number |
17560743
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中島 健 Kyoto University, 原子炉実験所, 教授 (60355047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇根崎 博信 京都大学, 原子炉実験所, 教授 (40213467)
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Keywords | 原子力エネルギー / 核計算手法検証 / 臨界実験 / ベンチマーク / KUCA |
Research Abstract |
本研究は、京都大学臨界実験装置KUCA等で行われた熱中性子スペクトル体系の臨界実験データの精度評価を行い、原子炉設計等で使用する核計算手法(核データを含む)の検証のためのベンチマークデータとして広く利用できるように整備することを目的としている。最終年度として以下の内容を実施した。 1)KUCA炉心のベンチマークデータ整備 これまでに選定した京都大学臨界実験装置KUCAの標準炉心を用いて、核データを含む核計算手法の検証に使用できるベンチマークデータ(モデル)を整備した。このモデルを用いて、最新の核データライブラリJENDL-3.3を含む核データライブラリの検証を行い、核データの精度を評価した。 2)軽水炉体系のベンチマークデータ整備 軽水炉体系である軽水臨界実験装置TCAのウラン炉心及びウラン炉心の臨界性、動特性パラメータ(主に遅発中性子割合)に関する実験精度を評価し、ベンチマークデータとして整備した。さらに、本研究で整備した核計算手法を用いて、JENDL-3.3を中心とした核データライブラリの精度評価のためのベンチマーク解析を行った。また、これらの成果に基づき、京都大学研究用原子炉KURの核特性解析手法を検討し、高濃縮ウラン炉心によるベンチマーク評価及び低濃縮ウラン炉心の核特性予測評価を行った。 3)成果のまとめ 上記1)、2)の成果をもと、炉物理実験データベースに組み入れるためのデータの整備を行った。
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Research Products
(1 results)