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2017 Fiscal Year Annual Research Report

プラグイン機能とプログラム多読教育法を取り入れた創造性育成実験セットの開発

Research Project

Project/Area Number 17H00250
Research InstitutionNational Institute of Technology, Toyota College

Principal Investigator

渡辺 正人  豊田工業高等専門学校, 技術部, 技術長

Project Period (FY) 2017
Keywords創造性開発 / ロボカップ / 創造性テスト
Outline of Annual Research Achievements

ロボカップ世界大会では、強豪チームが欧米勢からアジアや中東勢へと急速に推移してきた。コストで太刀打ちできないため創造性の開発が急務である。創造性を育成するには、基礎技術の習得が必須かつ学生が興味を示すテーマが重要である。ロボカップはロボット工学と人工知能の融合、発展のために自律移動ロボットによるサッカー題材として生まれ、創造性育成実験セットとしては最適である。
ロボカップシステムを元に創造性開発実験セットを開発した。セットは人工知能、画像処理、ロボットから構成される。人工知能部分は基本プラットフォームを準備し、プラグイン機能により戦略分のみ記述する事により制作できる。またプログラム多読(短い基礎プログラムを大量に読むことにより基礎を理解させる)を用いている。画像処理部分はカーネギーメロン大学が開発したSSLVsionを使用した。ロボットは2017年ロボカップ世界大会(名古屋)用に開発したものを使用した。
創造性及び性格を定量的に計測するために、S-A創造性テスト及びYG性格検査を実施した。S-A検査の結果、特筆すべき点はロボカップ経験学生が独自さにおいて1年生に比べ1.6ポイント、4年生に比べても0.8ポイント高い点である。次にS-AとYAの度数分布はS-Aの偏差値を5段階にYG性格検査の性格別に表した結果、情緒不安定外向型と情緒不安定内向型に創造性の高い学生のピークが見られた。情緒不安定内向型の学生は一般的に教職員の印象は悪く、授業中寝ている、レポートを提出しない等の特徴があるが、創造性の高い可能性がある。このため彼らの能力を発揮できる環境を整え、彼らを認めることを心掛けてきた結果がS-Aの独自さの高さと自負している。しかし彼らとの対応は非常にデリケートであり労力が多いが、彼らの能力を活用する事を考慮していただければ幸いである。

  • Research Products

    (2 results)

All 2017 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 豊田高専におけるロボットを利用した課外活動と実験実習の実践例2017

    • Author(s)
      杉浦藤虎, 渡辺正人, 稲垣宏, 上木諭, 庫本篤
    • Journal Title

      工学教育

      Volume: 65 Issue: 3 Pages: 82-87

    • Peer Reviewed
  • [Remarks]

URL: 

Published: 2018-12-20  

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