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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Physical Properties of Digital Media: How Technology Mediated Art is Objectified by an Audience

Research Project

Project/Area Number 17J09168
Research InstitutionTokyo National University of Fine Arts and Music

Principal Investigator

永田 康祐  東京藝術大学, 映像研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2017-04-26 – 2020-03-31
Keywordsメディア芸術 / 写真 / 画像認識 / ストックフォト / アーキテクチャ
Outline of Annual Research Achievements

本年はShutterstockやGetty Imagesをはじめとするオンライン・ストックフォトおよびそれに関する美術作品についてのリサーチにおいて一定の成果があった。
2000年代後半のポストインターネット・アートと呼ばれるムーブメントには、オンライン・ストックフォトで流通するようなイメージを積極的に利用したインスタレーションや、自らオンライン・ストックフォトのサービスを立ち上げ、通常では流通しないような画像を提供するプロジェクトなどストックフォトと関わりの強い作品がいくつも存在する。これらの作品においてストックフォトが扱われているのは、それが単にインターネット上で広く流通しているからだけではなく、それがひとつの視覚的な制度として機能している側面があるからである。オンライン・ストックフォトは、コミュニケーションに必要な画像を提供することによって、オンライン上でのコミュニケーションに一定の方向づけを行うのである。
本年では、オンライン・ストックフォトのもつ社会的、政治的機能について、ヴィレムフルッサーの用いた概念である「写真装置」を鍵概念として用いて整理し、そうした機能との関係においてこれらの作品の批評性や独自性について検討した。
これまでオンライン・ストックフォトに関する研究は国内外で多く行われており、またジャーナリズムや司法写真などの芸術作品ではない写真と芸術作品の関係もしばしば論じられているが、オンライン・ストックフォトと芸術作品の関係についてはあまり論じられていない。写真文化におけるインターネットの影響がもはや指摘するまでもないほどに自明になっているなかで、インターネット上の画像の多くを担っているオンライン・ストックフォトと芸術作品の関係を論じことは有用であるといえるだろう。

Research Progress Status

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Remarks (2 results)

  • [Remarks] 現実とシミュレーションの界面、「安全な遊び場」の消失。永田康祐評 谷口暁彦『やわらかなあそび』

  • [Remarks] https://bijutsutecho.com/magazine/insight/20963

URL: 

Published: 2021-01-27  

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