2019 Fiscal Year Annual Research Report
"Japan" in EXPO-international comparision from a viewpoint of arts and media
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18H00639
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Research Institution | Tokyo University of Technology |
Principal Investigator |
暮沢 剛巳 東京工科大学, デザイン学部, 教授 (80591007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 光紀 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10348451)
加島 卓 東海大学, 文化社会学部, 教授 (20569165)
鯖江 秀樹 京都精華大学, 芸術学部, 准教授 (30793624)
飯田 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90461285)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 万博 / 芸術実践論 / メディア |
Outline of Annual Research Achievements |
4年計画の2年目に当たる本年度は、各メンバーとも初年度から行ってきた基礎調査を継続する発展させると同時に、国内外での現地調査を本格化させ、さらに多くの情報を収集することを目指した。 暮沢は夏季に江藤と合同で中国での調査を行ったほか、その直後にイギリスでも調査を行い、また国内でも京都の国際学会や研究会に参加したほか、沖縄でも調査を行った。江藤は暮沢と合同で中国で調査を行ったほか、ドイツでも調査を行った。鯖江は主に資料収集に注力した。加島は多くの外国語文献を収集したほか、大阪で70年大阪万博についての現地調査を行った。飯田は70年大阪万博についての多くの資料を収集した。各メンバーの活動は基本的には個人単位で行ったが、定期的に連絡を取り合って情報を交換し、また8月上旬には京都で、3月中旬には東京で全員が一堂に会しての研究ミーティングを行った。 個別の研究成果に関してだが、暮沢は紀元2600年万博についての論文を発表したほか、オリンピックについての共著を出版し、そのなかで万博についても扱った。江藤は今年度は基礎研究に専念した。鯖江は2本の論文を発表したほか、翻訳書を出版した。加島は2本の論文を発表したほか、学会での研究報告を行った。飯田は単著『メディア論の地層』を出版したほか、70年大阪万博に言及した論文を発表したが、2020年初頭からのコロナウイルスの急速な感染拡大の影響で、一部の計画を変更し、研究費の一部を次年度に繰越使用するなどの影響が出た。 以上の実績を踏まえて、3年目に当たる次年度以降も引き続き積極的に調査研究に取り組んでいく予定だが、コロナウイルスの急速な感染拡大が計画に影響を及ぼすことは避けられないので、注意していく必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2年目に当たる本年度の実績は「研究実績の概要」に記した通りだが、これらの研究実績を上げるにあたり、メンバー各自は精力的に国内外での現地調査や資料収集に取り組んだ。それは2019年末まではほぼ予定通りに推移していたと言っていい。しかし2020年初頭より世界的な規模で進んだコロナウイルスの急速な感染拡大はこの研究にも深刻な影響を及ぼし、一部の調査計画の延期や中止を余儀なくされた。そのため年度末である現時点での進捗状況は「やや遅れている」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も引き続き、各メンバーが個々の研究課題に応じて情報や資料の収集を進めていく予定である。研究成果の一部は論文等の形式で既に発表されているが、今後もさらに発表の機会を探っていく。研究発表は基本的に個人単位だが、機会があれば共同での発表も行う予定である。なおコロナウイルスの感染拡大の影響で、国内外における現地調査は困難が予想される。
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Research Products
(12 results)