2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Training Program for Japanese Industries in Globalized Society: Targeting Japanese and Foreign Human Resource
Project/Area Number |
18H00681
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
池田 佳子 関西大学, 国際部, 教授 (90447847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 晶子 東京工科大学, メディア学部, 准教授 (00325896)
秋谷 直矩 山口大学, 国際総合科学部, 講師 (10589998)
高梨 克也 京都大学, 情報学研究科, 研究員 (30423049)
森 朋子 関西大学, 教育推進部, 教授 (50397767)
Barke Andrew 関西大学, 外国語学部, 教授 (90615741)
嶋津 百代 関西大学, 外国語学部, 准教授 (90756868)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 企業の国際化 / 外国人材雇用 / 異文化間コミュニケーション / 職場の国際化推進 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度の研究活動は、大きく分けて3つの取組を行った。 1つ目は、企業側の外国人材受入れに対しての不安材料や懸念事項、および現状の人材の活用に関するフォーカスグループの実施に基づいた調査(フォーカスグループは合計3回実施、約49名の参加者あり)テーマ:「就職活動をしている留学生の特性を知る」「定着を意識した取組」「スタートアップ企業が求める人材とは?」このような活動自体も、研修としての効果が期待できることが分かった。留学生とともに、例えばSDGsについて同じ視点で学ぶといった経験から、留学生と企業サイド両者が互いの理解をすすめる活動となっている。2つ目は、異文化対応能力をトピックとした実証実験としてのミニ研修プログラムを構築し、外国人留学生および企業人(日本人)が混合した参加者層に対するワークショップの実施 (2019年11月の2日間で実施)。3つ目は、企業の外国人受け入れの状況を探るためのヒアリング調査である。 (現時点において合計6社のヒアリングが終了、次年度においても継続予定)
これらの取組は、本研究代表者が実施主担当を務める所属大学の留学生の就職促進プログラム(文科省委託事業)との協業により遂行したものである。中間成果の共有として、2019年8月の留学生教育学会での発表および12月に日本学生支援機構が主催したシンポジウムにおいて登壇し、発表を行った。次年度は、異文化対応能力養成プログラムの全体の構築を行い、実際の企業に参加してもらうというさらにスケールアップした実証実験を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究で行う予定であった現状調査及び企業内の事情聴取を予定通り進めることができた。次年度の研修プログラムの構築と検証に必要な知見を収集することができたとかんがえている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに調査した結果を異文化対話能力の評価指標として落とし込み、この指標の成長プロセス に合わせた、自己パフォーマンスを省察し改善を促す「研修活動」を盛り込んだ教材を作成する。企業内の日本人および外国人材向けの2つのバージョンを作成し、日本人向けには「他文化の人と母語でやりとりする能力」を、外国人材向けには「母語以外の言語能力と異文化間能力の双方を駆使して、他者とのインターアクションを調整することができる能力」(Bryam1997)を 引き上げる研修デザインを制作する。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] How science, technology and innovation can be placed in broader visions?: Public opinions from inclusive public engagement activities.2019
Author(s)
Kei Kano, Mitsuru Kudo, Go Yoshizawa, Eri Mizumachi, Makiko Suga, Naonori Akiya, Kuniyoshi Ebina, Takayuki Goto, Masayuki Itoh, Ayami Joh, Haruhiko Maenami, Toshifumi Minamoto, Mikihiko Mori, Yoshitaka Morimura, Tamaki Motoki, Akie Nakayama, Katsuya Takanashi
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Journal Title
Journal of Science Communication
Volume: 8(03)
Pages: 263-283
Peer Reviewed
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