2019 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18H00709
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
金子 拓 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10302655)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 典幸 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (10292799)
渡辺 英夫 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (20191786)
柳原 敏昭 東北大学, 文学研究科, 教授 (30230270)
高橋 修 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (40334007)
木下 聡 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (40778651)
遠藤 ゆり子 淑徳大学, 人文学部, 教授 (70612787)
佐々木 倫朗 大正大学, 文学部, 教授 (80280907)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 中世史 / 古文書学 / 史料学 / 秋田藩家蔵文書 / 佐竹氏 / 千秋文庫 / 秋田県公文書館 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、次の機関などに対する調査を行い、デジタルカメラでの撮影をおこなった。 ①一般財団法人千秋文庫、②茂木町文化交流館ふみの森もてぎ(茂木文書)。①は、前年度以来継続して撮影を行ってきたもので、本年度の撮影により予定していた対象史料は全て終了した。②は秋田藩家蔵文書の原本にあたる文書群の調査・撮影である。このほか秋田県公文書館での撮影も予定していたが、新型コロナウィルスの感染流行により中止せざるを得なくなり、以後の年度に繰越して実施することにした。 また、研究成果公開の一環として、秋田県生涯学習センターの講座「秋田スマートカレッジ」において、成果の一部を地元に一般市民に講演した(講師は、研究代表者金子、研究分担者柳原・遠藤)。 データベース関係では、学術支援職員1名を雇用し、既撮影の関係史料について東京大学史料編纂所のHi-CAT Plusデータベースに搭載するための一点目録作成を進めた。また、『大日本古文書 上杉家文書之二』の本文フルテキスト入力をおこない、将来的に同所古文書フルテキストデータベースへ搭載するための環境整備をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査の計画、および講座による成果公開の計画はおおよそ順調であるが、調査の一部について、新型コロナフィルスの感染流行により延期せざるを得ず、計画のすべては実行できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
延期した調査を実行するとともに、調査・撮影で得た史料のデジタル画像について、データベース搭載のための一点目録作成に重点を置いて進め、また、それらの調査で得た成果を地元の一般市民に対して講座のかたちで提供してゆくための企画を進める。
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Research Products
(9 results)