2019 Fiscal Year Annual Research Report
Branding of Manufacturing Process by Luxury Brands and its Application to Local and Long-stanging Companies in Japan
Project/Area Number |
18H00908
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
長沢 伸也 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (40164412)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姜 志清 早稲田大学, 商学学術院, 助手 (00779150) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | ラグジュアリーブランド / ものづくり / 地場伝統企業 |
Outline of Annual Research Achievements |
以下の研究を行い著書6冊、学術論文11編を発表した。 ラグジュアリー戦略:『ラグジュアリーと非ラグジュアリーの店舗立地戦略-理想の自分、現実の自分とブランドの関係-』、「消費者のラグジュアリーと非ラグジュアリーブランド態度形成の心理的スイッチングメカニズム:店舗位置の高級感と自己概念調和の影響」、「主観的幸福感とブランドのラグジュアリー:実店舗とE小売業者の比較検討」、「隣接する店舗ブランドとの上位比較におけるアパレルブランド高級感の消費者知覚:同化効果と対比効果」、「生活衣料ユニクロのラグジュアリー戦略-大型店立地の旗艦店戦略-」、「ブランド構築の旗艦店戦略-無印良品の場合-」、「機械学習を市場分析に適用する:ラグジュアリー消費者を知る」、「あなたは知れば知るほど購入するか? 知識とエンゲージメントがラグジュアリー購入を促進する」、「信頼性と稀少性が高級ブランド価値に及ぼす影響に関する概念的枠組み」、「ブランド知識の観点からのラグジュアリー消費行動の解読」 日本企業:『伝統的工芸品ブランドの感性マーケティング-富山・能作の鋳物、京都・吉岡甚商店の京鹿の子絞、京都・とみや織物の西陣織、広島・白鳳堂の化粧筆-』、『感性産業のブランディング-グランドセイコー、ファクトリエ、超高密度織物DICROS、伝統工芸ブランドHIRUME-』、『老舗ものづくり企業のブランディング-鎚起銅器・玉川堂、香老舗松栄堂、京唐紙・唐長、甲州印伝・印傅屋上原勇七-』、「地場産業における高付加価値ブランドの構築に関する仮説と検証-新潟・玉川堂、山梨・勝沼醸造、広島・白鳳堂、富山・能作の事例に見る-」 感性価値:『戦略的感性商品開発の基礎-経験価値/デザイン/実現化手法/ブランド・経営-』、「物神的価値/感性価値の未来について」、「有形および無形の製品における起業家精神に関するビジネスモデルのイノベーション」等
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
以下の研究を行い著書6冊、学術論文11編を発表した。 ラグジュアリー戦略:『ラグジュアリーと非ラグジュアリーの店舗立地戦略-理想の自分、現実の自分とブランドの関係-』、「消費者のラグジュアリーと非ラグジュアリーブランド態度形成の心理的スイッチングメカニズム:店舗位置の高級感と自己概念調和の影響」、「主観的幸福感とブランドのラグジュアリー:実店舗とE小売業者の比較検討」、「隣接する店舗ブランドとの上位比較におけるアパレルブランド高級感の消費者知覚:同化効果と対比効果」、「生活衣料ユニクロのラグジュアリー戦略-大型店立地の旗艦店戦略-」、「ブランド構築の旗艦店戦略-無印良品の場合-」、「機械学習を市場分析に適用する:ラグジュアリー消費者を知る」、「あなたは知れば知るほど購入するか? 知識とエンゲージメントがラグジュアリー購入を促進する」、「信頼性と稀少性が高級ブランド価値に及ぼす影響に関する概念的枠組み」、「ブランド知識の観点からのラグジュアリー消費行動の解読」 日本企業:『伝統的工芸品ブランドの感性マーケティング-富山・能作の鋳物、京都・吉岡甚商店の京鹿の子絞、京都・とみや織物の西陣織、広島・白鳳堂の化粧筆-』、『感性産業のブランディング-グランドセイコー、ファクトリエ、超高密度織物DICROS、伝統工芸ブランドHIRUME-』、『老舗ものづくり企業のブランディング-鎚起銅器・玉川堂、香老舗松栄堂、京唐紙・唐長、甲州印伝・印傅屋上原勇七-』、「地場産業における高付加価値ブランドの構築に関する仮説と検証-新潟・玉川堂、山梨・勝沼醸造、広島・白鳳堂、富山・能作の事例に見る-」 感性価値:『戦略的感性商品開発の基礎-経験価値/デザイン/実現化手法/ブランド・経営-』、「物神的価値/感性価値の未来について」、「有形および無形の製品における起業家精神に関するビジネスモデルのイノベーション」等
|
Strategy for Future Research Activity |
地場伝統ものづくり企業のほとんどが存続すら危ぶまれている中で、存続についての不安もなく、価値を創造しブランディングに成功している企業や、高付加価値製品を提供して成長している企業が少数ではあるが複数存在していることについて、その経営戦略あるいはブランド戦略は何かというのがリサーチクエスチョンである。 これを解明するために、成長している地場伝統ものづくり企業を調査・分析することによって、ケーススタディに基づく仮説構築とその検証を行い、付加価値を創造する条件を含めた経営戦略あるいはブランド戦略について明らかにすることが目的である。 具体的には、本研究においては、老舗や伝統的工芸品を含む日本の地場伝統企業において、近い将来にラグジュアリーブランドになれるくらいのポテンシャルを持ち成長を遂げている例外的な企業について、「こだわり」のものづくりを充実させながらブランディングに成功している要因について、仮説を構築して検証することにより明らかにする。 研究方法としては、ケーススタディとして対象企業2社を分析し、その2社に共通する経営上の特徴を抽出して仮説を導出し、その仮説が別の企業2社においても適用されるかについて検証を行う。 調査方法としては、経営者、担当者等への直接インタビュー、研究代表者が担当する早稲田大学ビジネススクール「感性マーケティング論」「ラグジュアリーブランディング論」などへ経営者を招聘してのゲスト講義や、研究代表者が主宰した早稲田大学ラグジュアリーブランディング研究所主催シンポジウムなどへ経営者を招聘しての講演とパネルディスカッション、対象企業の本社・工場・直営店等への訪問調査、対象企業に関する文献、雑誌など二次資料の調査を組み合わせて用いる。
|
Research Products
(33 results)