2021 Fiscal Year Annual Research Report
社会教育・福祉・予防医療の連携とコミュニティ・エンパワーメントの実証的比較研究
Project/Area Number |
18H00983
|
Research Institution | Matsumoto University |
Principal Investigator |
松田 武雄 松本大学, 総合経営学部, 教授 (90175604)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 浩 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00227399)
飯島 勝矢 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 教授 (00334384)
宮崎 隆志 北海道大学, 教育学研究院, 教授 (10190761)
河野 明日香 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (10534026)
前野 有佳里 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20432908)
上野 景三 西九州大学, 子ども学部, 教授 (30193824)
石井山 竜平 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (30304702)
岡 幸江 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50294856)
藤村 好美 獨協大学, 経済学部, 非常勤講師 (50372694)
肖 蘭 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任講師 (50730793)
李 正連 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60447810)
大串 隆吉 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (70086932)
丹間 康仁 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10724007)
松田 弥花 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 助教 (20824171)
大村 隆史 香川大学, 地域連携・生涯学習センター, 講師 (70874361)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 社会教育 / 社会教育福祉 / 地域福祉 / 予防医療 / コミュニティ・エンパワーメント |
Outline of Annual Research Achievements |
引き続きコロナ感染が収まらず、調査活動は困難であった。その中で、研究代表者が松本大学に異動したことにより、コロナ感染に種々配慮しながら、松本市の調査を継続的に実施することができた。松本市教育委員会生涯学習課、地域づくり課、福祉課などを訪ねてインタビュー調査を行うとともに、島内地区等の地域に入り、社会教育、地域福祉、健康づくりに関する活動を調査した。島内地区には毎月フィールドワークに入っていたが、この地区が防災活動のモデル地区に指定されたこともあり、特に島高松町会の隣組を単位とした防災活動を調査した。町会役員のインタビュー調査を行い、現在、分析中である。 松本市は町会活動を重視しており、ウェルビーイングの地域社会づくりという視点から町会活動を通した自己形成に焦点づけて調査し、それを分析した論文を松本大学紀要に掲載した。 調査計画に基づいて、鳥取県倉吉市における自治公民館の再編と現状について調査した。1960年代に、公民館と自治会を一体化して地域づくりに取り組むという独自の活動で注目された倉吉市の自治公民館について、現代的に評価するための調査である。近年、倉吉市では、地区公民館がコミュニティセンターへと再編され、また、自治公民館については、「自治公民館への加入及び参加を促進する条例」が制定されたことにより、地域活動にどのような作用を及ぼしたのかを調査した。 残念ながら海外の調査は全くできなかった。調査が不十分であったため、研究会を開く材料がなく、ほとんど研究会も開催できなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染がさらに勢いを増し、調査活動が困難となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
来年度は最終年度であり、コロナ感染が少し落ち着くことを期待して、これまでの遅れを取り戻したい。オンラインでの研究会を定期的に開き、調査報告をしながら検討を進めたい。何らかの形で、研究のまとめをして報告書を刊行したい。
|
Research Products
(10 results)