2022 Fiscal Year Annual Research Report
社会教育・福祉・予防医療の連携とコミュニティ・エンパワーメントの実証的比較研究
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18H00983
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Research Institution | Matsumoto University |
Principal Investigator |
松田 武雄 松本大学, 総合経営学部, 教授 (90175604)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 隆志 北海道大学, 教育学研究院, 教授 (10190761)
大串 隆吉 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (70086932)
飯島 勝矢 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 教授 (00334384)
上野 景三 西九州大学, 子ども学部, 教授 (30193824)
辻 浩 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00227399)
河野 明日香 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (10534026)
岡 幸江 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50294856)
藤村 好美 獨協大学, 経済学部, 非常勤講師 (50372694)
石井山 竜平 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (30304702)
李 正連 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60447810)
前野 有佳里 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20432908)
肖 蘭 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任講師 (50730793)
丹間 康仁 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10724007)
松田 弥花 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20824171)
大村 隆史 香川大学, 地域連携・生涯学習センター, 講師 (70874361)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 社会教育 / 社会教育福祉 / 地域福祉 / 予防医療 / コミュニティ・エンパワーメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も秋ころまではコロナ感染のため調査は難しかった。年度当初に、8月にアメリカのコミュニティ・ヘルスセンターの現地調査を実施する計画をつくったが、アメリカの状況が悪くなっていたため、急遽、調査を中止するに至った。そのため、インターネットを通じて、できる限り情報を収集し、オンラインでの調査を行った。その調査結果は『社会教育と福祉とコミュニティ支援の比較研究』第4集に掲載している。 年度末にようやくコロナ感染が収束に向かい、計画通りフィンランドのセツルメント活動の調査を行うためにヘルシンキとクオピオの施設と協会を訪問調査した。その際、研究協力者のユーハ・ハマライネン東フィンランド大学教授の協力を得て実施した。調査結果については第4集に掲載できなかった。 少しずつ国内調査にも慎重に取り組み始め、オンラインでの研究会を開催して、調査報告をして検討した。松本市の福祉ひろばの成立過程に関する歴史的実証的な考察、同じく松本市島内地区における町会・隣組単位での防災活動を通した地域づくり、京都府与謝野町の事例調査、秋田県鹿角市の事例調査、先述したアメリカのコミュニティ・ヘルスセンターに関する調査報告など、オンラインでの議論をすることができた。結局、コロナ禍の3年間、対面での研究会は開催できず、リモートの会議のみで進めることとなった。 研究成果としては、『社会教育と福祉とコミュニティ支援の比較研究』第4集を刊行するとともに、研究代表者の松田武雄が『地域社会におけるウェルビーングの構築』と題する著書を出版した(福村出版)。研究会で報告した松本市の事例研究は本書に収録している。本書において、地域の事例研究および海外のSocial Pedagogyに関する理論研究などを通じて、研究目的である「社会教育と福祉の融合による地域社会のウェルビーングの構築」という課題を考察した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)