2020 Fiscal Year Annual Research Report
外国語授業の改善を支援するための統合型外国語授業改善支援システムの構築
Project/Area Number |
18H01044
|
Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
石塚 博規 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50364279)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 康彦 東京学芸大学, ICTセンター, 教授 (10387532)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | AI Mibile COLT / 外国語授業自動分析 / 統合的授業研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は外国語の授業を数値化することで分析・評価を可能にするCOLT Aスキームを使い,現在稼働中のCOLTによる授業分析システム(CollaVOD)を改良し,統合的外国語授業改善支援システムを構築し,当システムを利用して小学校を中心とする現職教員及び教職課程の学生の英語授業の改善を試みるとともに,当システムの有効性を検証することを目的に行われた。開発した統合的外国語授業改善支援システムは,外国語授業の指導案作成を支援する「外国語指導案作成支援システム」,録画した授業のCOLTコーデ ィングを自動実行する「外国語授業自動分析システム」,及び教室でリアルタイムで授業を録画しながら自動分析する「携帯型外国語授業自動分析システム」から構成されている。 今年度は、昨年度までコロナ禍で遅れていた実際の授業を分析することによるシステムの調整が予定通り進められ、システムの完成と成果の発表がほぼ予定どおりに行われた。開発したAIエンジンににより語学授業の観察・分析を自動化し、外国語の授業を自動分析する機能の完成を目指し、教師の音声情報、指導案の情報、入力する当該教師の発話の特徴などの情報を基に、授業の自動コーディングを行い、その分析結果を視覚的に提示するとともに、言語情報によるフィーバックを生成する統合的なシステムが3月末に完成した。 研究成果も予定に従い、カナダアルバータ大学のフランス語学科と共同で行った、教員養成における教育実習の指導における当システムを利用した成果についての発表を福岡の国際学会AETS))で、完成したシステムの紹介と活用実績についての発表をシンガポール(RELC2023)で行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度繰り越し時に申請した内容を多少時期の前後はあったが予定通りに進めることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
完成したシステムを今後ともカナダ・アルバータ大学と共同で利用しさらに微調整をしながら語学授業の改善に活用していく予定である。
|
Research Products
(4 results)