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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Suppression of tissue fibrosis by ANP and treatment for pulmonary fibrosis

Research Project

Project/Area Number 18K06909
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

三浦 浩一  九州大学, 医学研究院, 助教 (20360349)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 錦織 充広  福岡大学, 理学部, 助教 (00633645)
野尻 崇  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (50570553) [Withdrawn]
熊添 基文  九州大学, 農学研究院, 学術研究員 (70737212) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywordsアクチン / Hippo経路 / ナトリウム利尿ペプチド / 組織繊維化
Outline of Annual Research Achievements

昨年度同定した新たなGC-A結合タンパク質であるFilaminA/B/C, Myosin-9/10/14およびTalin-1のANPシグナルにおける機能解析をすすめた。まずANPによるHippo経路の活性化にこれらの因子が関与するかどうか、siRNAを用いて検討したところ、マウス不死化血管内皮細胞においてFilaminA発現抑制によりHippo経路の活性化(Lats1/2のリン酸化)が60%程度抑制された。また、PAK4とFilaminAを同時に発現抑制してもHippo経路の抑制効果は増強されなかったことからPAK4とFilaminAは機能的に同一のシグナル伝達経路に位置するものと考えられた。そこでANP刺激時のPAK4とFilaminAの相互作用を免疫沈降法を用いて検討したところ、ANP依存的にFilaminAとPAK4が相互作用することが明らかとなった。
次に細胞の形態変化におけるFilaminAの発現抑制の効果を検討した。我々はすでにGC-Aを安定に発現するマウス不死化血管内皮細胞(SVEC/GC-A)をANPで刺激すると、刺激前の形質膜のblebbingが刺激後速やかに消失し、葉状仮足(ラメリポディア)の形成を伴う細胞の進展(cell spreading)が起きることを報告している。この形態変化におけるFilamin発現抑制の効果を検討したとことろ、siFilaminAはANPによるcell spreadingを顕著に抑制した。
以上の検討からANPシグナルにおいてアクチン結合タンパク質であるFIlaminAがPAK4と共に重要な役割を担うことが明らかとなった。この新しい知見はANPが組織繊維化を抑制するメカニズムの解明に寄与すると考えられる。現在FilaminAのANPによるリン酸化にPAK4が必要かどうか検討中である。

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Published: 2021-12-27  

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