2019 Fiscal Year Research-status Report
乳腺腫瘍へのCESTイメージングの臨床応用と有用性の確立
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18K07717
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
神谷 武志 九州大学, 大学病院, 助教 (20419534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷺山 幸二 九州大学, 大学病院, 助教 (20755243)
山崎 誘三 九州大学, 大学病院, 助教 (00643347)
松浦 由布子 九州大学, 大学病院, 医員 (40825345)
日野 卓也 九州大学, 大学病院, 医員 (10807100) [Withdrawn]
筒井 聡一郎 九州大学, 大学病院, 医員 (50825346) [Withdrawn]
藪内 英剛 九州大学, 医学研究院, 教授 (70380623)
本田 浩 九州大学, 大学病院, 教授 (90145433) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 乳癌 / MRI / CEST / APT |
Outline of Annual Research Achievements |
乳癌症例の蓄積が進み、APTイメージングの解析と生物学的所見との比較を行った。小さな病変では画像の解像度の問題があり、2cm以上の50症例について解析を行った。サブタイプとの比較では、luminalタイプ乳癌ではAPT信号が平均1.80、HER2タイプ乳癌では1.86、トリプルネガティブ乳癌では2.80であり、トリプルネガティブ乳癌はluminatタイプ乳癌よりも有意に高いAPT信号を示した。HER2タイプとの間に統計学的有意差は見られなかったが、症例数が少ないためと考えられ、今後の症例の蓄積が必要と考えられた。核グレードによるAPT信号の有意な違いは見られなかった。また、Ki67低値の乳癌のAPT信号は平均1.61、Ki67高値では平均2.26であり、Ki67高値の乳癌で有意に高いAPT信号を呈した。これらの結果について、今後学会発表、論文発表を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ予定通りの症例数の蓄積ができ、解析を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
さらなる症例の蓄積を行い、他に差のある要因を検討するとともに、現在得られた結果については学会、論文により成果発表を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大により、学会や研究会の中止、延期が相次いだため、使用額が当初より減少した。次年度において延期となった学会への参加、これまで得られた結果の発表に使用する予定である。
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