2020 Fiscal Year Research-status Report
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18K12650
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
島田 裕子 京都大学, 法学研究科, 准教授 (80551473)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 内容規制 / 平等取扱い原則 / 一般労働条件 / 就業規則 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、ドイツにおける労働契約の内容規制の主要概念(「対価の核心」や「透明性」)の分析を踏まえ、これらの概念が、労働法上の平等取扱い原則に関する裁判例においてどのように扱われているかを調査する予定であった。もっとも、これについては当初より、文献が少ないと予想されたため、主に関連の裁判例を逐一調査し、あるいは現地調査が必要となると考えていた。 しかし、新型コロナウイルスの影響および研究代表者の妊娠出産のため、現地調査は不可能となり、また現地の図書館の利用制限もあったため、文献ベースでの調査も難航した。そこで、主にオンラインで入手可能な連邦労働裁判所の裁判例を中心に、上記の調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響および研究代表者の妊娠出産のため、現地調査が不可能となったほか、海外の図書室の利用制限もあったため、文献ベースでの調査にも支障が生じた。また、産休および育休の取得のため、研究が不可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、昨年度に引き続き、昨年度に予定していた調査を行う予定である。もっとも、新型コロナウイルスの影響がいつまで持続するか予測できないため、調査はオンラインで入手可能なものを中心に行わざるを得ない状況である。
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Causes of Carryover |
研究代表者の妊娠出産のため、研究に中断が生じた。今年度に研究を再開し、昨年度に予定していた調査のために使用する予定である。
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