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2009 Fiscal Year Annual Research Report

HIV感染の認知と治療待機期間という新たな視点からの感染対策研究

Research Project

Project/Area Number 19590618
Research Institution独立行政法人国立病院機構(大阪医療センター臨床研究部)

Principal Investigator

牧江 俊雄  独立行政法人国立病院機構(大阪医療センター臨床研究部), 大阪医療センター臨床研究センター, 研究員 (80435891)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 剛  長崎大学, 環境科学部, 教授 (80039586)
KeywordsHIV感染症 / 未治療 / CD4リンパ球 / 季節性ストレス / 免疫能 / CD4予測
Research Abstract

当該年度は、本研究の最終年度となるため、研究成果を学術論文に投稿することに重点をおいた。
重点をおいた課題は以下の3つである。1)未治療のHIV患者免疫能に対する季節性ストレスの影響を明らかにする、2)未治療のHIV患者のCD4数を間接的に血球検査を使って予測する、3)日本人患者の初診から治療導入までの期間とその特徴を明らかにする。1)について、日本では、患者のCD4数は、初夏に減少し、秋に増加すること、しかし、治療の導入への連動は同時に生じるのではなく、数ヶ月遅れて現れること、との知見を得て投稿した。査読者からは、ウイルスによる免疫能の減衰と、季節変動による変動とを区別する必要があるとの指摘を受け、この指摘に解析方法の改良を加え、再解析を行った上で、海外学術雑誌に再投稿を行っている。2)について、我々の新しい方法により、過去の血球データを利用すれば、参考とする基礎データが12ヶ月前のものであっても、血球データを用いて相関係数0.8以上の安定したCD4予測値が得られた。1ヵ月間隔での相関係数は0.95を示した。査読者からは、医学的には難解であり、数学的議論が中心であるとの指摘を受け、数学、統計学分野に対応した雑誌を選択し、海外学術雑誌に投稿中である。3)について、日本人の初診から治療導入までの期間が短く、感染後長く未受診の期間がある、もしくは、病気の進行が早いとの結果を得た。これらの結果は医学的に分かりやすくするために図、表と説明文に工夫を加えた上で投稿準備を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 治療法がなかった時代における患者へのアプローチと考察2009

    • Author(s)
      牧江俊雄
    • Organizer
      第23回日本エイズ学会学術集会・総会
    • Place of Presentation
      名古屋市
    • Year and Date
      2009-11-26

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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