2019 Fiscal Year Comments on the Screening Results
戦後北東アジアにおける歴史的分岐点のマルチアーカイブ分析
Project/Area Number |
19H00575
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 6:Political science and related fields
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
Wolff David 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (60435948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 鍾元 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (20210809)
岩下 明裕 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (20243876)
泉川 泰博 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (60352449)
楠 綾子 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60531960)
井上 正也 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (70550945)
松本 はる香 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター東アジア研究グループ, 研究グループ長 (90450543)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究は、朝鮮戦争以降の北東アジアの国際関係が限定的にしか変化してこなかった理由を、多数の国の未公開文書の検討を通じて歴史的に解明しようとするものである。具体的には朝鮮戦争前後、デタント期、冷戦終焉期の三つの時期に焦点を当て、個別争点の多国間の連関が問題解決を困難にしたという観点から分析を行う。また、国外の研究機関・研究者とのネットワークを活かし、成果を国際的に発信することも特徴である。 冷戦期の北東アジアの国際秩序を多国のアーカイヴを用いて多面的に解明しようとする歴史的研究として、デタント期、冷戦終了期の変化が限定的に終わった理由はなぜかという、学術的にも政策的にも重要な問いを掲げている。これを多くの研究者の協働により解明し、国際的な学術水準の向上に貢献しようとするものである。
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