2021 Fiscal Year Annual Research Report
ファシズム期における日独伊のナショナリズムとインテリジェンスに関する人類学史
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19H04363
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
中生 勝美 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (00222159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 雅一 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (00188335)
栗本 英世 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (10192569)
泉水 英計 神奈川大学, 経営学部, 教授 (20409973)
飯田 卓 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (30332191)
臼杵 陽 日本女子大学, 文学部, 教授 (40203525)
池田 光穂 大阪大学, COデザインセンター, 名誉教授 (40211718)
江川 純一 明治学院大学, 国際学部, 研究員 (40636693)
飯嶋 秀治 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (60452728)
佐藤 若菜 新潟国際情報大学, 国際学部, 准教授 (90788928)
角南 聡一郎 神奈川大学, 国際日本学部, 准教授 (50321948)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 文献調査 / アーカイブ調査 / インテリジェンス / 人類学史 / 鳥居龍蔵 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍による海外調査が全面的に停止となり、国内も感染拡大による図書館の閉鎖と再開を繰り返したので、国内調査は一部実施できた。海外渡航が再開できることを期待して、研究代表者に研究費をプールし、各自に文献調査として分担金を配分し、海外渡航ができるようになった場合に、再配分することにしたが、各自の文献調査を継続し、次年度に予算を繰り越すことにした。配分した予算は、基本的に文献研究と国内調査に充てた。 2021年7月31日に、感染拡大が一時期収まったので、国立民族学博物館で共同研究会を開催し、各自の研究の進捗状況を報告し、今後の研究成果の出版計画を話し合った。さらに同年12月3日に東京の国立映像アーカイブに研究分担者が集まり、鳥居龍蔵が撮影協力した「『男性対女性』(島津保次郎監督、1936年、35mm、132分)を観覧して、人類学史の基礎的な情報を共有した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍による海外調査が全面的に停止となり、国内も多くの図書館が利用制限を設けたことにより、国内での調査も一部再開できたが、制約が多かった。 対面での研究会は、一部再開され、2回の共同研究会を実施したが、本科研の主眼とした海外のアーカイブ調査は実施できず、コロナの感染終息を待つしかなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
海外のアーカイブ調査の可能性を考えて、研究分担者への研究費配分は少し抑えて、特別措置として実施された予算の繰越措置が可能になったので、海外渡航が可能になった時に海外のアーカイブ調査が実施できるよう、予算を繰り越した。 海外のアーカイブも、コロナ禍によって資料整理が進み、データの開示、およびメールによる問い合わせによる資料調査を受け付けてくれる図書館、公文書館も増加した。例えば、アメリカの議会図書館日本語部門で、戦前の日本語資料についての整理状況を知らせてくれる図書館員と連絡が取れ、南満州鉄道株式会社関係の報告書等で、当該図書館に所蔵しかない場合は、PDFによる資料提供ができることなど確認が取れたので、今後の資料調査で活用していきたい。それと同様に、海外渡航が制限された場合でも、メールでの調査依頼、および資料の送付などの方法を用いて、研究を進めていきたい。
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Research Products
(12 results)