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2022 Fiscal Year Research-status Report

「国際音楽コンクールにおける地域振興の可能性 -国内外の比較研究-」

Research Project

Project/Area Number 19K00225
Research InstitutionShizuoka University of Art and Culture

Principal Investigator

松本 茂章  静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 元教授 (10433393)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梅田 英春  静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (40316203)
高島 知佐子  静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (70590404)
上山 典子  静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 准教授 (90318577)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords自治体文化政策 / 国際音楽コンクール / 音楽祭 / 地域貢献 / 国内外の比較
Outline of Annual Research Achievements

新型コロナウイルス感染拡大は、2022年度に入ると少し収まったため、海外渡航研究が可能となり、本研究は進捗を見せた。しかし取りまとめ作業を行うには時間が足りず、23年度に再び延長した。
◆松本茂章の調査は順調に推移した。22年9月半ば、約2週間の日程で渡独。ノルトライン・ヴェストファーレン州のケルン市に出向き、現代音楽祭「アハト・ブリュッケン音楽祭」を調査。若手音楽家が競い合う作曲コンペティションの開催状況を詳しく調べた。主催者、ケルン音楽大学教授、ケルン大学音楽学部講師らに聞き取り調査を実施。成果は、22年12月の日本アートマネジメント学会第24回全国大会(東京)の分科会にて報告した。月刊誌『公明』22年11月号にて「ケルン市の音楽事情」と執筆。時事通信社の著名行政専門誌『地方行政』23年1月6日号にてケルンで活躍する日本の雅楽団、同誌23年1月13日号にてデュッセルドルフの日本祭り「ヤーパン・ターク」について、原稿執筆した。
◆梅田英春は、22年6月にインドネシア・バリ島に渡航、バリ島芸術祭の調査を行った。
◆上山典子は、第8回仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門)の本選(6月)と、第5回高松国際ピアノコンクール第一次予選(2月)を調査。浜松国際音楽コンクールとの比較を行った。「静岡国際オペラコンクール再考」と題して、英国の「ロイヤル・バーミンガム・コンセルバトワール」で行われた第12回国際会議にてポスター発表を行った。
◆高島知佐子は、22年9月、米国で開かれたインディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールを現地調査。23年12月には「シンガポール国際ヴァイオリンコンクール」のアウトリーチプログラムとファイナル会場を視察。聞き取り調査を実施した。成果報告では、23年3月18日の日本文化政策学会(兵庫県豊岡市)にて「国際音楽コンクールの運営と支援のあり方」と題して分科会発表した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2022年度はコロナ禍が少し収まったことから、海外渡航が可能となった。そして国内研究も少し進捗した。このため、「やや遅れている」と判断しているものの、研究のスピードは回復基調にあり、23年度内にまとめたい。
一方で、研究協力者による調査は順調に進んでおり、23年度内で研究を終えることができる見通し。伊志嶺絵里子は、22年7月、兵庫県養父市に出向き、ビバホールチェロコンクールに関する調査を行い、22年12月に開かれた日本アートマネジメント学会第24回全国大会(東京)の分科会にて「地域社会におけるビバホールチェロコンサートの意義と課題 -市民ボランティアの観点から-」と題して発表した。
志村聖子は、23年3月に開かれた日本アートマネジメント学会九州部会・文化政策学会<日本>九州支部の協働発表会(九州大学)において、「古楽器音楽祭は『古楽器』を扱いながら、どう日本とつながれるのか? -ユトレヒト古楽音楽祭にみる革新性と同時代性-」を発表した。

Strategy for Future Research Activity

2023年度はとりまとめ作業を行うとともに、まだ調査できていない国内の事例研究を進める。たとえば神戸国際フルートコンクールである。さらには以前に聞き取り調査を行ったものの、新たに情報の更新が必要とみられる音楽コンクールに対して再調査することを検討している。

Causes of Carryover

国内調査をより詳しく行うために諸費用が発生する。たとえば神戸国際フルートコンクールなどが想定される。
さらに研究成果を取りまとめるための作業などが残されている。

  • Research Products

    (6 results)

All 2023 2022

All Journal Article (3 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 特集 日本における日本文化の発信(上)ケルン編 ノルトライン・ヴェストファーレン州からの報告2023

    • Author(s)
      松本茂章
    • Journal Title

      時事通信社発行の行政専門誌『地方行政』2023年1月12日号

      Volume: 11183号 Pages: 2-7

  • [Journal Article] 特集 ドイツにおける日本文化の発信(下)デュッセルドルフ編 ノルトライン・ヴェストファーレン州からの報告2023

    • Author(s)
      松本茂章
    • Journal Title

      時事通信社発行の行政専門誌『地方行政』2022③念1月16日号

      Volume: 11184号 Pages: 2-7

  • [Journal Article] ケルン市の音楽事情2022

    • Author(s)
      松本茂章
    • Journal Title

      月刊誌『公明』(政権与党である公明党の中央機関誌)2022年12月号

      Volume: 204号 Pages: 44-47

  • [Presentation] 「国際音楽コンクールの運営と支援のあり方 1980-1990年代設立の日本・イギリス・アメリカのコンクールを事例に2023

    • Author(s)
      高島知佐子
    • Organizer
      日本文化政策学会
  • [Presentation] 「音楽フェスティバルと音楽コンクールの関係 ードイツ・ケルン市のアハト・ブリュッケン音楽祭を事例に-2022

    • Author(s)
      松本茂章
    • Organizer
      日本アートマネジメント学会第24回全国大会
  • [Presentation] 「静岡国際オペラコンクール再考」2022

    • Author(s)
      上山典子
    • Organizer
      英国のロイヤル・バーミンガム・コンセルバトワールにて開かれた第12回国際会議

URL: 

Published: 2023-12-25  

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