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2021 Fiscal Year Research-status Report

多世代共生コミュニティの持続可能性と課題の解明―コレクティブハウジングを事例に―

Research Project

Project/Area Number 19K23263
Research InstitutionKobe Shoin Women's University

Principal Investigator

稲見 直子  神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 講師 (90846114)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2023-03-31
Keywords多世代共生 / 持続可能性 / コレクティブハウジング / コミュニケーション
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、コレクティブハウジング(以下、コレクティブ)を題材として、持続可能な多世代共生コミュニティがいかにして可能になるのかを明らかにすることである。研究では、コレクティブの定例会での「話し合い」に着目し、そこでのコミュニケーション技法やコンセンサスの過程、さらには「話し合い」におけるコンフリクトやその解決方法等について調査し、家族の枠組みを超えた多世代居住の持続可能なあり方を考察する。
調査ではフィールドワークの手法を用いてデータ収集を行う予定だった。しかし、2020年度から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2021年度も実際のフィールドに赴いて調査を実施することができなかった。
コレクティブの定例会は2020年度に引き続きオンラインで実施されたため、調査もオンランで毎月参加しその様子を観察した。居住者へのインタビュー調査についてもオンラインで実施し、「話し合い」に関してどのように感じているのかや、「話し合い」のメリット・デメリットなどを中心に聞き取りを行った。
これらの調査から、コレクティブの定例会におけるコンフリクトやその解決法、とりわけコロナ禍によってもたらされる問題や課題が見いだされたほか、居住者自身が「話し合い」の重要性を認識し、他者とのコミュニケーション技法の工夫や困難、さらには「話し合い」を通じて自身の考え方がどのように変化したのかなどを把握することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウイルスの感染拡大により、フィールドワークが実施できなかったため。

Strategy for Future Research Activity

2022年度はコレクティブの定例会も再開予定のため、フィールドワークも再開していく。ただし、感染状況によっては、居住者の方々とも相談の上、適宜オンラインに切り替えるなどして対応する。

Causes of Carryover

2020年度から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響により、予定していたフィールドワークが実施困難となったため、感染状況を見ながら、2020年度と2021年度に実施できなかったフィールドワークを2022年度に行う予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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