2022 Fiscal Year Annual Research Report
言説を動かす情動とファシズムの変貌:テキストマイニングによる独伊仏日の資料分析
Project/Area Number |
19KT0002
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中村 靖子 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (70262483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 英樹 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (90221837)
金 明哲 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (60275469)
池野 絢子 青山学院大学, 文学部, 准教授 (80748393)
重見 晋也 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (40303573)
葉柳 和則 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (70332856)
山本 哲也 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (60779396)
中川 拓哉 名古屋大学, 人文学研究科, 博士研究員 (10829906)
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Project Period (FY) |
2019-07-17 – 2023-03-31
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Keywords | ファシズム研究 / テキストマイニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、メンバー全員が揃っての研究集会を開催することはできなかったが、これまでの研究成果をまとめるために、オンラインによるミーティングやメールでのディスカッションを随時頻繁に行い、意見交換を行った。メンバーらがテキストマイニングの基本的なスキルを習得しつつあったため、これまでのような初心者向けのテキストマイニングのワークショップを開催することはせず、個別に技法や分析、解釈についての議論を行った。それにより、必要に応じて、多言語に対応したテキストマイニングソフトMTMineRの機能更新を進めた。 ファシズム研究という点では、今後の展開としてアナキズム思想を対比的に論じることが有効であると考え、また、本研究課題が「オラリティと社会」というカテゴリーであることを踏まえ、アナキズム研究の若手研究者らと共に、「21世紀の映画と社会」と題したワークショップを企画し、二日間に亘り開催した。このワークショップでは、映画監督や脚本家を始めとしたスタッフを迎え、山梨という地方を舞台に、大都市とは異なる人間性の構築やそれをめぐる環境のあり方を描いた映画を2本上映した。映画上映後には、消費者金融の店舗や大型量販店が立ち並ぶ国道と、中心街のシャッター、そして労働と移民、そしてその表象としての音楽など、ともすれば大都市を中心に構成されがちな言説やメディアのあり方とは異なり、実際に地方に生きることで忘れ去られているリアリティがありありと語られた。 さらに、文字に対するもう一つの表現手段として絵画芸術があるが、本研究課題には現代芸術を専門とするメンバーもいることから、「「人新世」におけるアート」を主題とするセミナーを企画し、講師を招聘して公開セミナーを開催した。セミナーでは「「アントロポセンとアート」と題した基調講演のあと、メンバーや参加者らと共にディスカッションを行った。
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Research Products
(59 results)
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[Journal Article] Mothers’ interoceptive sensibility mediates affective interaction between mother and infant.2022
Author(s)
Suga, A., Naruto, Y., Maulina, V. V. R., Uraguchi, M., Ozaki, Y., & Ohira, H.
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Journal Title
Scientific Reports,
Volume: 12(1)
Pages: 10850.
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] A study for the exploration-exploitation strategy of human based on restless two-armed bandit task.2022
Author(s)
Tian, J., Hieida, C., Yoshimoto, J., Kimura, K., Ohira, H., & Ikeda, K.
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Journal Title
情報処理学会第84回全国大会講演論文集
Volume: 2
Pages: 07-1-07-6
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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