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2020 Fiscal Year Annual Research Report

地域貢献人材を育成する課題解決型学習プログラムの研究開発

Research Project

Project/Area Number 20H00717
Research Institution市立札幌大通高等学校

Principal Investigator

西野 功泰  市立札幌大通高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2020-04-01 – 
Keywords地域貢献人材 / 職業観 / 課題解決型学習プログラム
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、教育における機会格差の是正に資する学習プログラムを研究開発することにある。そのために、多様な大人の価値観に触れ本物の体験をすることで、「自らが何を通して社会に貢献するのか(職業観)」に焦点を据えた、地域資源(ヒト・モノ・コト)連携に基づく課題解決型 学習(PBL)プログラムを研究開発する。
本研究では、職業観が育まれる過程を解明するために、臨床教育学の「narrative based approach」を援用した。手順は以下の通りである。はじめに、生徒の中から学校設定科目「キャリア探究」講座に参加した生徒たちの学習場面における対話やレポート、インタビューを記録し、文字起こしした上で分析を試みた。焦点は3つに絞り、第一に地域を学びの場として活動することで職業観が育まれているか。第二に、多様な大人との関わりを通じて職業観が育まれているか。第三に、職業観と地域の担い手としての効力感の高まりとの相関関係について分析した。こうした分析を通じて、プログラムにおける教育的働きかけの意味を検討し、課題に迫っていった。
本研究を通じて、地域貢献人材としての「資質・能力」の高まりと職業観の深まりを確認できた。
地域連携を職業観の深化を支え促す手段として位置づけ、キャリア探究講座の一つである「食農体験プログラム」を通じて、生産者と消費者をつなぐ多様な専門家と共に、まちの「仕事」「働く」について体験的に学ぶことで、専門家の言葉や行動に刻み込まれた「生き方」への問いが、世代や立場を超えて、自分と同じように生き方を問うものが存在することを発見し、これからどこへ向かえば良いか、どうすればよいか、地域を知り、自分の役割を思考することで、地域に自らも貢献しようという自覚(職業観)が生まれると同時に、自ら何を通じて「進路(生き方)選択)」をしていくかという自覚が生まれていた。

  • Research Products

    (4 results)

All 2020 Other

All Presentation (3 results) (of which Invited: 2 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 21世紀の学びを実践する教師の学習コミュニティを培う2020

    • Author(s)
      西野功泰
    • Organizer
      実践研究福井ラウンドテーブル
    • Invited
  • [Presentation] 地域資源を活用した課題解決型学習について2020

    • Author(s)
      西野功泰 佐々木力也 稲村悠也
    • Organizer
      ラウンドテーブルin尼崎
  • [Presentation] 地域貢献人材を育成する課題解決型学習プログラムについて2020

    • Author(s)
      西野功泰
    • Organizer
      実践研究福井ラウンドテーブル
    • Invited
  • [Remarks] アニマドーレ

    • URL

      http://animadore.net

URL: 

Published: 2022-12-28  

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