2020 Fiscal Year Final Research Report
動物園を活用した生物教材の開発 -ICTを利用した動物園の教育資源の活用を通して-
Project/Area Number |
20H00731
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1170:Education, sociology of education-related
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Research Institution | 犬山市立楽田小学校 |
Principal Investigator |
Furuichi Hiroyuki 犬山市立楽田小学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Keywords | 教材開発 / デジタル教材 / 博学連携 / 動物園 |
Outline of Final Research Achievements |
平成29年に改訂された小・中学校学習指導要領においては,博物館や科学学習センターなどとの連携,協力がさらに強調された。だが,教員と動物園・水族館関係者がもつ教育活用についての考えの差は大きく,動物園の学習利用が十分進んでいるとは言えない。そこで本研究では,全ての学校において動物園の教育資源が活用できるよう, 動物園の所有する骨格標本を3Dデータ化することとした。さらに,このデータを本物の骨格の代わりに授業で活用することで,動物園にある教材の有用性を検証した。 今後は,3D骨格標本を他の単元や他の動物園や水族館などの標本でも活用できないか検討し,標本の教材利用をさらに進めたいと考えている。
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Free Research Field |
理科教育
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
児童生徒の反応として、「楽しい・リアル」という声があった。また教員からは「魅力的な教材であった・動物を観察する授業を学校でできる」との声があった。このことから、3D骨格標本の教育効果を認めることができた。よって、本研究により児童生徒が積極的に学びに参加できる3D骨格標本を開発できたといえる。
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