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2020 Fiscal Year Annual Research Report

幼児期から小学校第3学年へ学びをつなぐタブレット型PC活用プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 20H00772
Research InstitutionShiga University

Principal Investigator

西嶋 良  滋賀大学, 教育学部附属小学校, 教諭

Project Period (FY) 2020-04-01 – 
Keywords生活科教育 / 幼小接続 / ICT活用
Outline of Annual Research Achievements

○研究目的
本研究は,幼児期から第3学年の学びをつなぐ視点で,ICT 機器を活用した学習プログラムを開発し,幼児期から第3学年への学びのつながりを評価することを目的とした。今日,幼児期と児童期の円滑な接続(つながり)が指導要領改訂のポイントとなり,多くの実践が報告されている。実践の多くで見られる5歳児後半と小学校第1学年前半の短期的なつながりに限定せず,幼児期から第3学年までの学びのつながりを研究することで,幼児期から児童期へと学びをつなぐ研究が発展すると考えた。
○研究方法
タブレット型PCを活用して,幼児期の学びから小学校第3学年以降の学びをつなぐ学習プログラムを開発・実践した。具体的には,第3学年4月~9月の種子植物を対象とした理科学習と,4月~10 月の学校周辺の自然を対象とした総合的な学習の時間において,第1・2学年時にタブレット型PC で撮りためた植物の栽培や他者との関わりの写真,教師が撮影した幼児期の写真を活用する学習を実施した。学習の実施後に質問紙調査を実施し,質問紙調査の回答結果と,幼稚園教諭や担任教諭等が見取った子供の学びの姿について,幼児期から第2学年までの結果と関連付けることで,幼児期から第3学年までの学びのつながりを評価した。
○研究成果
幼稚園教諭等の研究に関わった教員で協議し,紙媒体の記述や学習の姿から評価した結果,学びの姿として,過去の写真をきっかけに第2学年の野菜栽培の経験と種子植物の観察を結び付けて考えたり,自然物を撮影した経験と総合的な学習の活動を結び付けて考えたりするなど,学びを関連付ける姿が見られた。また,ICT機器の活用について,質問紙調査の中で「○○の使い方が2年生の時と似ていた」のような,学び方のつながりを捉えている記述が見られた。

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Published: 2022-12-28  

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