2020 Fiscal Year Annual Research Report
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20H01293
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
樋口 謙一郎 椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (40386561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲 潔 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (00441618)
山川 智子 文教大学, 文学部, 教授 (80712174)
W Petruschak 椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (60176576)
松山 智恵子 椙山女学園大学, 文化情報学部, 准教授 (40257572)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 対外言語普及 / 現地主義 / 韓国 / 中国 / 英国 / マレーシア / ドイツ / シリア |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の活動は、新型コロナウィルス感染防止のための諸規制により、内容・期間の大幅な変更を余儀なくされた。そのなかで研究課題に関する基礎的研究および研究基盤の形成に注力するとともに、オンラインによる研究チーム(協力者含む)内の意見交換を逐次行い、可能な限り研究成果を公開した。 まず、代表者が研究の意義と基本的構想をとりまとめた小論を公表した上で、分担者および協力者が各自の専門、手法に基づいて研究を進めた。2020年度は主に日本、韓国、中国、英国、ドイツの対外言語普及を研究対象とし、「現地」としては日本、英国、マレーシア、シリアなどを扱った。オンラインを基本とした研究会をスタートさせ、今後、年に数回実施することとした。 本研究の一部は国内外の学会(主にオンライン)で発表し、多分野の研究者からのフィードバックを得た。2021年度において本研究の中間報告として英文論集を刊行することとし、その準備を行った。また本研究の過程で、対外言語普及が世界各地の消滅危機言語の思想や保全にも大きく関係していることを認識するに至り、その観点から、次年度以降、本研究の発展的研究として、消滅危機言語の保存・継承・復興に関連する研究も進めることとした。 新型コロナウイルス関連の諸規制に伴い、研究計画を一部変更し、米国立公文書館(NARA)所蔵資料のデータベース化、アーカイブ化も行った。これは韓国、沖縄における米国の対外言語普及政策・事業に関連するものであり、次年度以降に成果を出していきたいと考えている。 2023年現在、新型コロナウイルス感染防止のための各種規制は次第に解除されつつあるものの、昨今の航空機の運賃高騰や便数減少などもあり、依然として出張や関係者との面会に制約がないとはいえず、影響は根強く残っている。今後、さらなる調査と成果公開を推進を図るべく構想中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染防止のための各種規制は次第に解除されつつあるものの、昨今の航空機の運賃高騰や便数減少などもあり、依然として出張や関係者との面会に制約がないとはいえず、影響が根強く残っている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、さらなる調査と成果公開を推進を図るべく構想中である。研究成果の公開には、オンラインプラットフォームやデジタルツールの活用を含め、適切な方法と手段を検討している。
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Research Products
(8 results)