2020 Fiscal Year Annual Research Report
International and comparative study on the multicultural curriculum innovation; focusing on the transformation of Japanese education
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20H01644
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
竹熊 尚夫 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (10264003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩熊 美奈子 都城工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (00342593)
中野 陽一 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (10325152)
木村 拓也 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (40452304)
日高 良和 宇部工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (50218715)
田上 哲 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50236717)
伊藤 崇達 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (70321148)
牧 貴愛 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (80610906)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高専 / KOSEN / 海外展開 / 日本式教育 / 国際学校 / 教育支援 / カリキュラム / 国際化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は高専研究者と教育分野の研究者の共通認識を得るために国内研究会を実施した。新型ウイルスCOVID-19により国内調査、海外調査が困難となったが、研究会はオンラインで実施しながら、コロナ禍の合間に宇部高専、北九州高専での多領域の研究メンバーによる現地調査を行った。現地調査では、学校概要、カリキュラム、国際化と国際交流、タイへの海外展開等に関する報告と質疑、関係教員(国際担当、外国人教員など)へのインタビューと質疑、生徒への国際化による学習意欲、将来志望等の教育効果面についてインタビューを、それぞれの領域(心理学、社会学、比較教育学など)を実施した。それらについては、宇部高専の論文集に収録すると共に、研究分担者とその知見を研究会で共有した。また、高専の海外協力状況については、宇部高専等のご協力により、ベトナムへのオンライン支援の現場に参加し、協力状況について情報収集を行った。海外現地調査は十分に達成することが出来なかったが、これに代えて、日本型教育を導入している学校と予備教育機関をつなぎ、九州大学において令和3年3月15日に国際シンポジウム「アジアからの高大接続」を開催した。ここで、日本式教育を導入している中国、モンゴル、ベトナム、タイ、マレーシアの学校に参加頂き、大学の文科・理科の研究者もあわせて課題の共有や協議を行った。研究会は、宇部高専、北九州高専での集合時に対面で行い、オンラインもつなぎ、これら訪問時の研究会以外にも、オンラインでの研究会を実施した。この他、海外で用いている、日本の教科書について、分析を行った。実施予定であった海外調査は、令和3年度への繰越申請、令和4年度に再繰越申請を行い、国内及び海外調査を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により、国内調査及び海外調査が困難となり、使用予定であった研究経費(旅費)を翌年、翌々年に繰り越さざるを得なかった。これに対して、オンラインでの研究会や調査に切り替えたが、資料収集やインタビューは十分に出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究経費(旅費)を翌年度、翌々年度に繰越して、国内、海外調査を行うこととして、オンラインでの研究会の充実を図る。また、共有フォルダーを作ることでそれぞれの研究成果を共有できるようにする。
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Research Products
(12 results)