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2022 Fiscal Year Research-status Report

地域の日本語教育における各分野の専門家と日本語教師との協働の研究

Research Project

Project/Area Number 20K00725
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

俵山 雄司  名古屋大学, 国際本部, 准教授 (30466685)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords地域日本語教育 / 専門家 / 日本語教師 / 協働
Outline of Annual Research Achievements

2022年度は、市町村Xに調査者が出向き、そこが運営している外国人住民向けの日本語教室において実施された、専門家(行政職員)による生活情報についての出前講義2種に参加し、映像・音声データを収集するとともに、後日オンライン会議ツールを使用して担当した行政職員の方へのインタビューも行った。
まず、2021年7月下旬に行われた行政職員による交通安全講座に参加し、9月に担当した行政職員の方1名にインタビューを行った。そこでは、外国人住民との接触経験、同様の講義経験の有無、事前の打ち合わせの内容、講義の事前準備・実施中に考えたこと・事後の気づきなどについて尋ねた。また、その日本語教室の運営者やアドバイザーとの事前・事後のやり取りについても、聞き取りを行った。その他、当日の講座の一部の映像データを見てもらい、その時の感情・思考についても、調査を行った。
また、2022年12月に2回行われた行政職員による防災講座に参加し、2月に参加した行政職員の方1名にインタビューを行った。インタビューは、先に述べたものとほぼ同様のことについて尋ねた。
参加した講座・実施したインタビューは、すべて文字起こしを行い、映像とも突き合せが可能なように整えて、分析の基礎データとした。
昨年2021年度に収集したデータ2種3件については、共同研究者と最初の分析を終えたものを文章化した。これについては、次年度に開催される学会の研究発表に応募し、採択されている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

3件の出前講座に参加し、講座の映像・音声やインタビュー音声などのデータを収集することはできた。ただ、2020-2021年度のコロナウイルス感染拡大による遅れが影響し、すべてのデータの詳細な分析までには到っていない。

Strategy for Future Research Activity

収録を予定していたデータはすべて揃ったため、4種のデータ全ての分析を進め、その結果を、学会発表や論文につなげていく。

Causes of Carryover

調査協力者が謝金を辞退されたこと、また、予定されていた学会発表が出来なかったことなどで、次年度使用額が生じた。これらは、学会発表や追加調査の際の旅費、また、論文執筆に関する文献購入費などとして使用予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 地域日本語教室での生活情報提供における自治体職員の意識 ―ごみ講座と防災講座終了後のインタビューの分析―2023

    • Author(s)
      俵山雄司・渡部真由美
    • Organizer
      日本語教育学会2023年度度春季大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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