• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

Discovering factors of interaction in small groups: Development of experimental system and examination based on cognitive science

Research Project

Project/Area Number 20K20873
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

林 勇吾  立命館大学, 総合心理学部, 教授 (60437085)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田村 昌彦  立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構, 研究員 (90732793) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2020-07-30 – 2023-03-31
Keywords小集団 / オンライン実験 / 心理学実験 / グループダイナミックス / エージェント / インタラクション / 意思決定 / 問題解決
Outline of Annual Research Achievements

本年度は,当初の予定にあったオンライン心理実験のシステムの改良とその運用による予備的データの収集を行った.ここでは,開発しているシステムは,研究者が独自に開発したシステムであり,サーバ上でHTML, PHP, Java-Script, MySQLを用いて実装されている.今年度は,いくつかの課題に対応したバージョンのシステムを作成した.具体的には,問題解決や意思決定,言語選択などいくつかの心理学の分野の課題に対応したオンライン用の実験システムである.当初の予定通り,本システムを用いた大規模なデータ収集を行い,課題解決において,どのようなインタラクションの要因が影響するのかを検討していく.
本年度は,オンライン実験システムを用いて,オンライン上の他者との言語コミュニケーションに関する実験課題の作成およびデータの収集も行った.そこでは,過去の対面実験で得られてきた言語同調に関する知見をオンライン上で開発した我々のシステム上でも再現することができた.また,そこではネットワーク上の他者のとの言語同調においてトップダウン的な知識の利用の要因がコミュニケーションの取り方に影響を及ぼすることも確認できた.この研究の成果は,査読付きの国内の学術雑誌(基礎心理学研究)に採録された.
次年度は,オンライン上の複数の他者とリアルタイムでチャットで行う際に意思決定や問題解決にどのような影響があるのか,会話エージェントを用いて検討していく予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本システムを用いた実験を実施し,その成果が学術雑誌論文に掲載された.

Strategy for Future Research Activity

最終年度は,予定通りに大規模なオンライン実験を実施し,どのようなインタラクションの要因が問題解決や意思決定に影響を及ぼすのかを明らかにしていきたい.

Causes of Carryover

本年度は,前年度に開発したプロとタイムをベースに複数のシステムの開発を中心に行った.システムの開発は,主に申請者が自身で行ったため,人件費をはじめとする諸経費を必要としなかった.実験システムの開発のために計上していた製品は,研究代表者の既存のもので代用して作業を行った.このため,物品費の予算は部分的にしか利用しなかった.しかしながら,次年度は雇用するポスドクや大学院生に本システムを用いた実験を行うため,実験システムの改良や運用において謝金やアルバイト経費として計上する予定である.また,研究成果の発表のために予定していた旅費は,今年度は学会での発表がなかったため未使用となった.次年度は,研究成果の発信のための予算(英文校正,掲載料など)も次年度に使用する予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 日本語の語彙レベルでの言語同調の発生とトップダウン処理の影響:日本語版絵合わせ課題のオンライン実験による検討2022

    • Author(s)
      林勇吾・田村昌彦・松室美紀
    • Journal Title

      基礎心理学研究

      Volume: 40 Pages: in press

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi