2009 Fiscal Year Annual Research Report
地域性をいかした小・中学生の食生活管理能力向上に向けたプログラムの開発
Project/Area Number |
21659517
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
阪口 しげ子 Shinshu University, 医学部, 教授 (90126863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本郷 実 信州大学, 医学部, 教授 (40209317)
日高 宏哉 信州大学, 医学部, 准教授 (10362138)
廣田 直子 松本大学, 人間健康学部, 教授 (60218857)
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Keywords | 地域性 / 小・中学生 / 食生活管理能力 / 教育プログラム / 小児生活習慣病予防 |
Research Abstract |
小児生活習慣病の予防介入の1方策として、小・中学生の食生活管理能力向上を目指して、中学校、地域在住栄養士と連携して以下のようなプログラムで食教育・指導を実施した。 1.学校健診に合わせて実施した生活習慣病に関連した検査項目で、異常値を認めた生徒とその家族を対象に、各家庭の食事内容の特徴を理解し、適切な食品選択能力を獲得できる支援:医師が要指導と判定した生徒に対して、中学校から生徒と保護者へ"出前クリニック"実施の案内を出して頂き、参加を希望した親子10組について実施した。当日のプログラムは、全校生徒の健診と生活調査結果に基づいた「生活習慣病と食生活」の講義(30分)後、個別の健康指導と食育SATシステムを用いた食事指導(30分)である。食事指導は、昨日の夕食内容をICタグ付きフードモデルを用いて再現し、摂取カロリー、たんぱく質、脂質、ビタミン、鉄分等栄養摂取状況を視覚的に提示して、栄養士が家庭の食事の特徴を理解させた後、より良好な食事内容になるよう親子に食品の選択・組み合わせを実施させ、助言を行った。実施後、食生活の改善が可能なものとして、生徒は食材の選び方(5名)、摂取量(5名)、料理法(4名)、料理の組み合わせ方(4名)を、親は料理法(8名)、料理の組み合わせ方(6名)、食材の選び方(4名)、味付け(2名)、料理の量(1名)を挙げていた。3か月後の食生活について調査した結果は、間食を食べ過ぎない、油分をあまり使わない、主食の前に野菜を摂るようにする、鉄分を多く含む食品を摂るようにする、よく噛んでいる、バランスの良い食事を心がけている、であった。この結果から、この指導プログラムにより食生活管理が実施可能となることを評価できた。2.小学生の親子を対象に、「健康料理教室」を開催。地域の食材、子どもの嫌いな食材を用いた献立で食育指導をおこなった。バランスの良い食事内容が理解できたと評価された。
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Research Products
(9 results)