2010 Fiscal Year Annual Research Report
構造生物学的手法を用いた大豆アレルギーの病態の解明
Project/Area Number |
21790980
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
森田 秀行 岐阜大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50444302)
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Keywords | リコンビナントP34 / リンパ球幼若化反応 / エピトープ / IgE western blot / CAP-RAST |
Research Abstract |
前年度に精製したリコンビナントP34タンパクを用いて、大豆アレルギー患者および非アレルギー患者に対してリンパ球幼若化反応やIgE western blotを行った。その結果、大豆アレルギー患者の中にP34に対してT細胞反応を示す患者が数名存在することがわかった。一方で、IgE western blotでは大豆アレルギー患者の血清の中に反応するものも存在したが、正確な診断のツールとして用いるには精度に欠ける印象であったため、より正確な診断のためにリコンビナントP34を用いてCAP-RASTの系を独自にたてている。今後大豆アレルギー患者数名に対して検討を行い、リコンビナントP34のCAP-RASTが大豆アレルギー診断の補助的なツールとなりうるかさらなる検討を行う。 また、大豆アレルギー治療に結びつけるために、オーバーラッピングペプチドを用いたリンパ球幼若化反応やIgE western blotを引き続き行い、重要なエピトープの配列についての検討を引き続き進めた。
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Research Products
(1 results)