• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

P75遺伝子の神経再生における役割と治療への応用

Research Project

Project/Area Number 21791743
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

波多 祐紀  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (10351058)

Keywords末梢神経再生 / p75NTR / シュワン細胞 / 創傷治癒 / 線維芽細胞
Research Abstract

P75^<NIK>ノックアウトマウスの安定した繁殖に成功した。同時にP75^<NIK>ノックアウト及びS-100蛋白GFP発現のdouble transgenicマウスの作成を進め、これの安定した繁殖に成功した。
これらのtransgenicマウスに対して手術により髄鞘の再生を可視化する方法を考案し、実施した。具体的にはcommon peroneal nerveに10mmの欠損を生じさせたS-100蛋白GFP非発現マウスに対してGFP発現マウスの神経片移植を行い、一定期間の後に摘出する。レシピエントのcommon peroneal nerve内に進入したGFPの蛍光を計測し、シュワン細胞の進入距離とした。P75ノックアウト・野生型両タイプについて行い、P75の欠失がin vivoで髄鞘の再生に及ぼす影響を計測した。
これらの結果により、P75が末梢神経の再生に及ぼす影響を知ることで顔面神経麻痺などの治療に関する新たな知見に繋げることが期待できる。P75ノックアウトマウスのcommon peroneal nerveが野生型に比べて非常に細いため、安定した吻合を行えるよう手技を改良中である。
また、研究を進める中でP75ノックアウトマウスの皮膚創傷治癒が野生型に比べ遅延する事象を認めたため、その皮膚より培養した線維芽細胞を用いた実験を行った。P75ノックアウトマウス線維芽細胞の遊走能・増殖能・筋線維芽細胞への分化が野生型のそれに比べ低下している事をin vitro/in vivo両面から示すデータを得た。
本件に関して論文投稿中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] p75ニューロトロフィン受容体欠損マウス線維芽細胞における筋線維芽細胞への分化の評価2010

    • Author(s)
      波多祐紀
    • Organizer
      第19回日本形成外科学会基礎学術集会
    • Year and Date
      2010-09-16

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi