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2010 Fiscal Year Annual Research Report

追跡調査による小学校英語カリキュラムの効果研究ー日本と韓国の共通問題に注目してー

Research Project

Project/Area Number 21830026
Research InstitutionSeitoku University

Principal Investigator

金 ヒョンスク  聖徳大学, 児童学部, 講師 (90524877)

Keywords小学校英語カリキュラムの効果 / カリキュラムの特徴 / 卒業生調査 / 日韓の小学校英語カリキュラム比較 / 経験されたカリキュラム / 異文化体験 / 文字学習導入 / 小中連携カリキュラム
Research Abstract

本研究の目的は、小学校英語カリキュラムのあり方への示唆を得るために、韓国と日本の小学校英語カリキュラムの共通問題に注目し、その観点から小学校英語カリキュラムの特徴による効果を明らかにすることである。その際、小学校の卒業生への追跡調査をもとに、小学校英語カリキュラムが彼らの情意的側面に及ぼす作用を分析した。
平成22年度には主に調査票配布(郵送法)による卒業生調査を行った。全国的に特色のあるカリキュラムが実践されてきた地域を八つ選び、その地域の中学校に調査を依頼した。一方、韓国ではソウルと京畿道にある二つの中学校に調査を依頼し、同様の質問紙調査を実施し、日本と韓国合わせて約5,000人分のデータが集まった。当初の研究計画としては、データの分析まで終了する予定であったが、調査対象者が当初予定した1,000人より大幅に増え、約5,000人になったことと、調査の依頼、データ収集に予定以上の時間がかかったので、詳細な分析までには至らなかった。引き続きデータ分析を行い、日本カリキュラム学会での発表などを通して研究の成果を公開していきたい。
本研究は、今までの英語教育で行われてきた評価法では、小学校英語カリキュラムの評価を仕切れないことに着目し、カリキュラム研究の視点からその効果を捉えようと試みる点で独創性・特色がある。これまで日本で行われてきた諸実践は、カリキュラム研究からみると政策を決めていく上で良いデータになるはずである。また、それは、韓国との国際比較をすることでその問題点が明確化され、小学校英語カリキュラムに関する今後の方向性を決めるのに十分役立つものである。本研究の結果は、長期的展望に立った小学校英語カリキュラムの効果の検証であり、特に、中学校以降の英語学習への影響と異文化意識の両側面での検討は、今後小学校英語カリキュラム構築に向けたデータとして大きな意味をもつと考えられる。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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